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五輪エンブレム問題やTPPを受け、デザイン/グラフィック誌「MdN」で著作権特集

 株式会社エムディエヌコーポレーションは4日、デザイン/グラフィック雑誌「MdN」の2016年1月号を発売した。特集記事は「自分ごとの著作権。」。紙版の価格は1380円(税別)。電子版も電子書籍ストア各社で販売する。

 「データがいくらでも複製され、拡散するこの時代、著作権への意識の重要性が増していっているのではないか。そして、オリンピックのエンブレム問題やTPPなどで、改めて著作権が意識された」として、“他人ごと”ではなく“自分ごと”として著作権を見つめ直す特集だという。

 「そもそも何が著作物なの?」「『表現』と『アイデア』の境界線は?」「パロディと盗作とオマージュの差って?」「デザインって著作権で保護されますか?」など、著作権についてQ&A形式で解説。また、福井健策弁護士のインタビュー記事「TPP著作権問題とは何か。日本のクリエイティブに与える影響は?」も掲載している。

(永沢 茂)