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緊急地震速報アプリ「ゆれくるコール」が“震度速報”に対応、各ユーザーの「ゆれ体感」履歴表示などの新機能も

 アールシーソリューション株式会社は、iOS/Android用の緊急地震速報アプリ「ゆれくるコール」が“震度速報”に対応したと発表した。

 従来、地震発生後の速報までに約5分の時間が生じていたが、新たに震度速報に対応することで、地震発生約1分半後の通知が可能になった。震度3以上を観測した地域名、地震の揺れの発現時刻をより速く伝えることができるとしている。

 震度に応じて通知音も選択できるようになった。震度5弱以上と震度4以下でそれぞれ設定できるため、画面を見ることなく、通知音で地震の規模が判断しやすくなるという。

 震度マップ上に表示される震度階級のアイコン、ゆれ体感画面のゆれ体感アイコン、地震一覧の震度階級表示色に気象庁で使用されているユニバーサルカラーを採用。色弱者にも区別しやすい配色になっているという。設定画面の「震度表示色」からアプリオリジナルのデザインと気象庁のデザインを選択できる。

ユニバーサルカラー設定時
オリジナルカラー設定時

 そのほか、地震一覧ページに気象庁サイトの地震履歴を参照できるリンクを追加。アプリでは過去10件の情報を表示しているが、平成28年熊本地震による影響を受け、暫定的にリンクを追加。早ければ6月にアプリに地震履歴を表示するページを組み込む予定。

地震一覧画面下部の“もっと見る(気象庁サイト)”から気象庁サイトの地震履歴を参照できる

 また、ユーザーが体感した「ゆれ」を5段階のアイコンやコメントを投稿できる「ゆれ体感」機能にも過去コメントを表示するリンクを追加している。

ゆれ体感画面下部の“もっと見る”ボタンを押すとブラウザーが起動。ユーザーが投稿した5段階アイコンとコメントを閲覧できる

(磯谷 智仁)