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ヤマハ、小規模オフィスや店舗に必要な機能がまとまった法人向けWi-Fi 6ルーター「NWR100」発売
シンプルな設定画面、トラブル解決を支援する「ウェルネスモニター」機能も
2025年8月28日 06:15
ヤマハ株式会社は、法人向けWi-Fiルーター「NWR100」を9月に発売する。市場想定価格は59400円。
小規模オフィスや店舗向けを想定し、必要な機能をシンプルな操作で利用できることが特徴。品質面も、同社のほかの法人向けルーターやWi-Fiアクセスポイントと同等の評価基準をクリアしているという。
Wi-Fi 6に対応し、最大通信速度は5GHz帯が1201Mbps、2.4GHz帯が574Mbps。最大接続台数は各周波数帯ごとに30台で、合計60台。WPA3 Enterpriseに対応する。
有線ポートは全てギガビット対応で、WAN×1、LAN×4の全5ポート。このほかにコンソール用のRJ45ポート×1、microSDカードスロット(ファームウェアやログの保存/読込用)×1を備える。IPv6 IPoEにも対応する。
リモートアクセス用のVPNとして、高いセキュリティ性と安定性を兼ね備えたIKEv2方式(認証方式:MS-CHAPv2)に対応。Windows向けには専用のVPNクライアント「RTSIA」が提供される。
設定画面はシンプルなGUIで構成され、代表的な構成ならば「かんたん設定」から数分程度で完了可能。Wi-FiとVPNのユーザー認証を共通アカウントで行えるようになっており、これらのID・パスワードの管理を統合でき、管理にかかる手間を軽減できるとしている。
運用時のネットワークトラブルの可視化や対処支援を行う新機能として「ウェルネスモニター」を搭載している。複合的な要因によって発生し、問題の切り分けが難しいトラブルにも対処できるよう、「本体情報ボード」「無線LAN情報ボード」「接続切断フロー」「端末一覧ビュー」の4つの機能でトラブルを可視化し、同社のノウハウに基づいた対策案を提示し、専門知識の少ない担当者でも、最適な対応が可能になるとしている。
本体サイズは73×193×130mm。重量は530g。ACアダプターと壁掛け用のマウントパネルなどが付属する。