世界で最も多く使われた顔文字は？　「顔文字コミュニケーションの日」制定を記念してバイドゥが調査結果を発表

　バイドゥ株式会社は、10月10日が「顔文字コミュニケーションの日」として日本記念日協会に認定されたことを記念し、世界16カ国における顔文字の利用動向や使われ方を調査し、人気の顔文字を発表した。

　同社は、数字の「1」と「0」の組み合わせが眉や目、口のように見えることから10月10日を顔文字コミュニケーションの日として制定した。スタンプや絵文字が主流となる中、顔文字でのコミュニケーションを見直すきっかけにしてほしいという思いが込められているという。

世界で最も多く使われた顔文字は？

　2025年上半期において、世界で最も多く使われた顔文字は「•᷄ࡇ•᷅」。調査対象の16カ国中11カ国で第1位を獲得し、「困惑・気まずさ・自虐」といった言葉にしづらい感情を、やわらかく表す万能リアクションとして広く使われているという。

世界で最も多く使われた顔文字は「•᷄ࡇ•᷅」

　なお、この顔文字は、国や地域によって使われ方に違いがある。スペイン語圏では感情を強調する用途、フランスやイタリアでは皮肉や照れをやわらげるクッション、ロシアでは虚無感を帯びた重い感情の補強、インドネシアやタイでは日常的な愚痴や弱音をコミカルに見せる用途、といった使われ方をしているという。

日本国内で最も多く使われた顔文字は？

　日本国内では「^_^」が最も多く使われた。2位以下は「(；；)」「m(_ _)m」など、シンプルな形の顔文字が続く。

日本で最も多く使われた顔文字は「^_^」

　「^_^」は「笑顔」や「煽り」など、文脈によって幅広い意味で使われている。若い世代では失敗や気まずさを軽いノリで表現する顔文字として使用される一方、上の世代ではお礼や挨拶など温かみや誠実さを伝える表現として使用されているという。

　ランキングから、海外では愛情豊かな「ハート系」や遊び心ある「Lenny Face ( ͡° ͜ʖ ͡°)」などが人気である一方で、日本では日常でも使える無難で伝わりやすいシンプルな顔文字が選ばれる傾向が見られたとしている。

世界16カ国で最も多く使われた顔文字のトップ3

　Simejiのアプリ内では、今回の調査で上位に選ばれた顔文字が「人気顔文字ランキング」タブとしてまとめられ、入力欄から呼び出せるようになっている。