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LINEがリリース15周年、AIエージェント「Agent i」を組み込んだ新機能を発表
2026年7月3日 06:30
LINEヤフー株式会社は7月2日、「LINE 15th Anniversary Event -Connect the Next-」を開催した。
LINEは、東日本大震災の際に発生した電話回線の通信障害を受け、非常時でも使えるインターネット回線を通じた連絡手段の確保を目的に開発が開始され、2011年6月23日にサービスを開始した。同社の発表によると、2025年12月には国内月間利用者数が1億ユーザーを突破している。
AIエージェントの力でつながりをさらに発展させる
はじめに、舛田淳氏(上級執行役員 コンテンツ&メンバーシップドメインリード)が登壇し、LINEがサービス開始から15周年を迎えたことへの感謝を述べ、これまでの人と人とをつなぐ役割から、コンテンツや決済、自治体など社会とのつながりへと拡大してきた歩みを振り返った。
本イベントのコンセプト「Connect the Next」には、こうしたつながりを次の段階へ進めていくという思いがあるといい、LINEが持つつながりを、より広く、より深く、より最適なものへと発展させていくと決意を語った。
「Agent i」を組み込んだ新機能を順次実装へ
同社は2026年4月に、今後の成長戦略の中核となる、各サービスを横断するAIエージェントサービス「Agent i」を発表している。
本イベントでは、「Information」「Shopping」「Life」「Talk」の4つの領域における現在開発中の機能やプロジェクトが紹介された。Agent iは、ユーザーの代わりに情報収集や整理、タスクの実行を担う存在として、各機能に組み込まれていく。
Information:「ホーム」タブのリニューアル
小林貴樹氏(執行役員 LINE Home SBUリード)は、「ホーム」タブのリニューアルについて説明を行った。
これまでの「ホーム」タブは、各機能にアクセスするためのものだったが、ユーザーそれぞれが必要な情報や体験に出会える場所としてリニューアルされる。
同タブ内では、ユーザーの好みを対話から学習する「My Home Agent」と、ユーザーに対して最適な情報を収集・分析して提案する「Proposer Agent」の2つの役割をAgent iが担う。
新たな「ホーム」タブは、一部のユーザー向けに提供が開始しており、2026年夏頃までに全ユーザーに対して提供が開始される予定。
Shopping:3億商品以上を揃えるショッピングをLINEで完結
嘉戸彩乃氏(執行役員 コマースドメイン ソーシャルコマースSBUリード)は、新たに追加される「ショッピング」タブについて説明を行った。
「ショッピング」タブは「VOOM」タブを置き換える形で追加される。コンセプトは「トークの合間にみる、あなただけのショッピングタウン」としており、ユーザーの好みに合わせたレコメンドが行われる。LINEヤフーグループのECから3億商品以上を揃え、LINE IDに紐づいた一気通貫の購買体験を提供する。
Agent iは、ユーザーのパートナーとなる接客AIとして導入される。ユーザーの好みに合わせた限定商品の先行販売情報の案内から、仮想の行列への並び、予約・購入・配送の手配までを自動で完結させる買い物体験がデモ動画とともに紹介された。
現在一部のユーザー向けに提供が開始しており、2026年9月までに全ユーザーに対して提供が開始される予定。
Life:近くで入れるお店をAIが自動で予約
山崎達嗣氏(ミニアプリメディア&コンテンツユニットリード)は、「LINEミニアプリ」の新機能について説明を行った。
2026年8月頃から「ミニアプリ」タブのアップデートを実施し、お気に入りや履歴へのアクセス性を高められるほか、スマートフォンのホーム画面のように自分好みにカスタマイズできる機能がリリースされる予定。
さらにAgent iを連携させることで、複数のミニアプリや公式アカウントを横断して「近くですぐに入れるお店」などを検索し、会員登録なしで順番待ちや予約まで一括で行える機能の実現を目指すとしている。
Talk:「Agent i in Chat」で質問やタスク実行をサポート
朝井大介氏(執行役員 LINEドメイン メッセンジャーSBUリード)は、トークルームに実装される新機能について説明を行った。
2026年3月より提供中の「LINEカレンダー」では、OS標準のカレンダーとの連携機能の提供が開始されている。今後は公式アカウントを友だち追加するだけで、学校行事や店舗の予約情報などが自動登録される生活プラットフォームを目指すという。
トークルームにAgent iを呼び出せる新機能「Agent i in Chat」が2026年中にリリース予定。メンションで指示を出すことで、会話からのタスク整理、スケジュール管理、写真の整理などをエージェントがサポートする。
PayPayとのアカウント連携を2026年夏より開始
LINEとPayPayのアカウント連携を2026年夏より開始する。
PayPayアプリを開くことなく、LINEのトークルーム内で送金できるようになるほか、「グループ支払い」機能による割り勘が利用できるようになる。また、PayPayアプリ上ではLINEの友だちを表示できるようになり、よりスムーズに送金できるようになる。
LYPプレミアム向けの新機能も
LINEヤフーの月額制サービス「LYPプレミアム」の拡張についても発表された。
より手軽に利用できるよう、従来の月額650円のプランに加え、月額290円の「LYPプレミアム ライトプラン エンジョイパック」を2026年7月中旬以降にリリースする。LINEスタンプの使い放題や着信音の設定、アプリアイコンの設定、アルバムに動画を追加といった特典が利用できる。
さらに、LYPプレミアム会員向けの特典として、送信後15分間であればメッセージの編集が可能となる「メッセージ編集」、ブロックした相手側の友だちリストからも自分を消す「プレミアムブロック」、指定した日時にメッセージを自動送信できる「メッセージ予約」、LINE通話を録音・録画、文字起こしして保存できる「通話レコーディング」の、4つの機能が発表された。
これらの4機能は、2026年8月以降に「LINEラボ」でプレリリース(LYPプレミアム会員以外も無料で体験可能)された後、秋以降に順次LYPプレミアムの特典へと移行される予定。













