CCCがデジタルガレージと提携、Twitterのマーケティング活用も
DVD/CDレンタル「TSUTAYA」などを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は13日、デジタルガレージと資本・業務提携契約を締結した。CCCの顧客基盤およびライフスタイル提案能力、デジタルガレージのインターネット関連技術および事業ノウハウを連携し、相乗効果を狙う。両社は5月14日に業務提携の基本合意書を締結していた。
具体的な業務提携内容としてはまず、CCCが運営するオンラインショップ「TSUTAYA online」およびオンラインDVD/CDレンタルサービス「TSUTAYA DISCAS」などに、デジタルガレージの社内カンパニーである「イーコンテクストカンパニー」が手がけるECサイト向け決済サービス「e-context決済」を導入し、決済手段とサービスの拡充を図る。
次いで、両社のサービス力、顧客基盤、事業ノウハウの相乗効果を図るために、TSUTAYA online会員およびTSUTAYA店舗への来店客の獲得を目的としたコミュニティサイトの構築を検討する。また、TSUTAYA onlineのサービスおよび収益力を向上させるための事業再構築もあわせて検討するとしている。
このほか、両社が新たな相乗効果を生み出すために、CCCはデジタルガレージの次世代インターネットに関する研究プロジェクトに協力。さらにCCCは、ミニブログサービス「Twitter」を活用したマーケティングについても検討する。なお、デジタルガレージは「Twitter」の日本語版サービスを米Twitterと共同運営している。
今回の業務提携の内容を確実に推進するためにCCCは、デジタルガレージの株式取得を検討。また、CCCの増田宗昭代表取締役社長兼CEOが、デジタルガレージの取締役候補者として選定されている。株式の取得価額および取得株数は、譲渡価格などの条件に合意できた場合、株式保有割合が5%となる株式数を上限とし、12月末までに実行する。
関連情報
(増田 覚)
2009/8/17 12:24
-ページの先頭へ-