米Sonyが新たな電子書籍リーダー、3G接続して書籍を直接購入可能


Reader Daily Edition

 米Sonyは現地時間の25日、ワイヤレス通信機能を内蔵し、3G接続可能な電子書籍リーダー「Reader Daily Edition」を発表した。12月の発売予定で、価格は399ドル。

 「Reader Daily Edition」は、AT&Tのネットワークに対応する3G通信機能を備える。端末上で電子書籍を検索・ダウンロード可能。通信については、月額使用料が不要だ。電子書籍の購入は「eBook Store from Sony」で行う。そのほかサイトでは、PC経由でダウンロードできる。

 ディスプレイはモノクロ16階調で、ワイド型7インチ。米E Inkの電子ペーパー「Vizplex」を採用する。本体には電子書籍を1000冊以上保存でき、メモリカードも利用可能。外装はアルミ製で、カバーも付属する。

 電子書籍をPCで管理、リーダーに転送できるソフト「eBook Library software」はバージョンが3.0となり、Windowsに加えMac OSにも対応した。対応フォーマットはWord、PDF、EPUB、BBeB、テキストファイル形式。

 さらに、図書館との連携を強化。eBook Storeに「Library Finder」を追加した。ユーザーはLibrary Finderに郵便番号を入力して、地元の図書館を検索。図書館のサイトから電子書籍をPCにダウンロードし、リーダーに転送する。貸出期間終了時に自動で書籍が見られなくなるため、延滞料金がかからない。



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(野津 誠)

2009/8/26 15:36