ネット検索で最も危険な有名人は「ジェシカ・ビール」


 マカフィーは25日、インターネット検索のキーワードで最も危険な有名人のランキングを発表した。トップはジェシカ・ビールで、「Jessica Biel」「Jessica Biel downloads」「Jessica Biel wallpaper」「Jessica Biel photos」などと検索して表示されるサイトの5分の1は、悪質なプログラムに感染する可能性があるものだという。

 また、2位は2年連続でビヨンセ、3位はジェニファー・アニストン、4位はトム・ブレイディ、5位はジェシカ・トンプソンだった。前年トップだったブラッド・ピットは、10位に順位を下げた。このほか、米国大統領夫妻のバラク・オバマとミシェル・オバマの脅威は比較的小さく、それぞれ34位と39位だった。

 米McAfeeの製品開発およびAvert Labs担当シニアバイスプレジデントを務めるジェフ・グリーン氏は今回の結果について、「サイバー犯罪者もスターに注目しており、人気のある有名人を利用して、悪質なソフトウェアのダウンロードを促している。有名人のニュースやカルチャーに夢中になるのは、理論的には無害だが、一度の悪質なダウンロードによって、コンピュータに多大な被害が及ぶ可能性がある」として注意を喚起している。

 ランキングは、McAfeeのWebサイト検査技術「SiteAdvisor」で検索キーワードの危険度を集計したもの。SiteAdvisorは、実際にサイトにアクセスしてファイルをダウンロードするなどして、ウイルスやスパイウェアなどが含まれていないかを分析している。


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(増田 覚)

2009/8/27 11:00