検索数が1年で4割増加、Googleの世界市場シェアは67.5%に


 米調査会社comScoreは31日、検索に関連した世界市場調査結果を発表した。

 調査によると、2009年7月に全世界で行われた検索数は1130億回を超え、1年前に比べて41%増加した。全世界の市場シェアは、1位のGoogleが67.5%を占める。2位はYahoo!の7.8%、3位は中国のBaiduで7.0%、4位はMicrosoftの2.9%。

 サーチエンジンの成長率でみると、最も成長率が高かったのはロシアのYandexの94%だ。しかし、最大のシェアを持つGoogleも58%と大幅に増加。MicrosoftとeBayもともに41%増加している。

 調査では、地域による検索傾向の違いも調べられ、最も頻繁に検索を行っているのはラテンアメリカという結果となった。

 1カ月間の1人当たり検索数は、1位がラテンアメリカの130.4回、2位が欧州の116.9回、3位が北米の110.6回、4位が中東アフリカ地域の97.3回、5位がアジア太平洋地域の84.7回。1カ月のうち検索を行った日数でも、1位はラテンアメリカの13.0日、2位が北米の12.5日、3位は欧州の11.8回、4位が中東アフリカ地域の10.5回、5位がアジア太平洋地域の9.3回となった。

 一方、検索の占めるシェアでは、1位が欧州の32.1%、2位がアジア太平洋地域の30.8%、3位が北米の22.1%、4位がラテンアメリカの9.3%、5位が中東アフリカ地域の5.8%となる。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2009/9/1 11:36