MSの「Security Essentials」に便乗する偽ソフトに注意


Googleの検索結果の例。赤枠が偽セキュリティソフトの配布ページに誘導されるリンク(Websenseのブログ記事より)

 米Websenseは9月30日、マイクロソフトが公開した無料のウイルス対策ソフト「Security Essentials」をダウンロードしようとするユーザーを狙って、偽セキュリティソフトの配布ページに誘導しようとする手口が確認されたとして、注意を呼びかけた。

 Websenseによると、「Security Essentials Download」などの検索結果の上位に、偽セキュリティソフトの配布ページに誘導するリンクが表示されることが確認されたという。偽セキュリティソフトは、インストールするとウイルスの感染が確認されたといった警告を表示。駆除には有料版が必要だとして販売サイトに誘導し、金銭やクレジットカード番号を入手しようとする。また、今回配布されている偽セキュリティソフトは、現時点では検出できるウイルス対策ソフトも少ないという。

 Websenseでは、Security Essentialsについての検索エンジンの結果を監視してきたが、マルウェアを配布する側もSecurity Essentialsのリリースを待って工作を開始したようだとしている。


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(三柳 英樹)

2009/10/2 13:22