画像を段階的に見つけやすく、「Google Image Swirl」実験公開


 米Googleは17日、探している画像を段階的に見つけやすくする新サービス「Google Image Swirl」をGoogle Labsにて実験的に公開した。

 「Google Image Swirl」では、似ている画像をひとまとめにすることによって、まず自分が探している種類と異なる画像を除外できる。いわば、探している種類の画像の束を絞り込んでいくことによって、目的の画像を見つけやすくする仕組みだ。

 例えば海岸の画像を検索している場合、リゾートホテルから見える画像を探しているのであれば、プールや建物が映っている画像が望ましい。一方で、美しい夕日の画像や、研究のために波頭がくっきり写った画像が欲しい場合もある。「Google Image Swirl」を使えば、それぞれの画像がグループ分けして表示されるため、絞り込みの作業が速くなる。


「washington」に対する最初の検索結果表示絞り込みは「ワンダーホイール」インターフェイスで行う

 「Google Image Swirl」では、Google検索のオプションで採用されているユーザーインターフェイス「ワンダーホイール」を採用し、すでにGoogle画像検索で提供している類似画像検索や、Picasaに搭載されている顔認識技術などを結集している。

 現時点で20万クエリーが「Google Image Swirl」に登録されており、検索ボックスに入力を開始すると、Googleサジェスト機能によって登録されているクエリーを自動的に補ってくれる。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2009/11/18 12:46