「ダビング10」回避ソフト販売、東芝社員を逮捕


東芝では「当社従業員がダビング10ソフト販売による著作権法違反で逮捕されたことは、誠に遺憾に考えております」とするコメントを発表した

 デジタル放送の録画ルール「ダビング10」などで用いられているコンテンツ保護方式「CPRM」を解除するプログラムを販売したとして、愛媛県警察松山東署と生活環境課は25日、長野県佐久市在住の東芝社員男性(39歳)を著作権法違反容疑で逮捕した。

 男性は、著作権法に定められた技術的保護手段の回避を行うことを主な機能とし、CPRMを解除する機能を持つプログラムの複製物を、2008年10月17日頃、愛媛県松山市在住の少年(当時18歳)に対して、インターネットからダウンロードさせる方法で販売。同様に、2008年10月22日頃、茨城県結城市の会社員男性(27歳)にCD-Rで宅配便により販売した疑いが持たれている。

 男性が勤務していた東芝では、「当社従業員がダビング10ソフト販売による著作権法違反で逮捕されたことは、誠に遺憾に考えております。今後の捜査状況を踏まえて、厳格に対応してまいる所存です」とコメントしている。


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(三柳 英樹)

2009/11/25 17:14