ドイツでは自動車保険で1100万人がネット活用
独IT業界団体のBITKOMが26日に発表した調査結果によると、これまでに自動車保険に関してインターネットを利用したことがある人が1100万人に達し、そのうち3分の1にあたる360万人はインターネットで契約をしていたことが明らかになった。
自動車賠償保険や車体保険などの自動車保険についてインターネットで契約を結んだ人の半数以上にあたる54%は、妥当な料金の保険会社を見つけることができたと回答するなど、条件面でインターネットは評価が高かった。
自動車保険の特性から、インターネットを最も活用した層は30~44歳で27%となっており、9%が契約まで至ったと回答した。ただし、インターネットのみに依存するのではなく、電話ないし営業担当者の訪問との組み合わせを活用する傾向が強い。とはいえ、料金の比較はインターネットが適していると58%が回答し、56%が時間を節約できたと回答した。
11月は乗用車の自動車保険の契約更新を迎える人が多く、4960万人分の契約のうち相当数が更新の時期を迎える模様だが、無視できない数の契約がインターネットで進行中ということになる。保険会社にとっても、もはやインターネットは単なる広告媒体にとどまらず、実際の契約獲得の主戦場と化しつつあるといえる。
関連情報
(Gana Hiyoshi)
2009/11/30 13:39
-ページの先頭へ-