Kindleに視覚障害者向けの音声メニューとフォントを準備中


電子ブックリーダー「Kindle」

 米Amazon.comは7日、同社が販売している電子ブックリーダー「Kindle」に、視覚障害者に役立つ機能を追加する準備を進めていると発表した。

 Kindleには、電子ブックの音声読み上げ機能「text-to-speech」が組み込まれている。この機能は、これまで本を読むことができなかった視覚障害者にも、本を読む体験を提供する優れた機能となっている。

 Amazon.comではさらに今回、Kindleのメニューシステムを音声化する作業に着手した。これにより、視覚障害者や読書障害を持つユーザーでも、健常者の支援なしにKindleを利用できるようになることが期待される。

 また、これまで6種類だったフォントサイズを7種類に増やす。新フォントでは、従来の最大フォントの幅・高さがそれぞれ2倍になる。

 これらの新機能は、2010年夏ごろにリリースされる予定だ。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2009/12/8 13:45