独情報技術安全局、電子メールのセキュリティ「マニュアル」発表
独連邦情報技術安全局(BSI)はこのほど、電子メールの安全な利用法についてのガイドラインを発表した。
電子メールは、ドイツでもビジネスや家庭生活に欠かせないコミュニケーションツールとして定着しているが、ウイルスやワームなどの有害プログラム、フィッシング、スパムなどの被害も年々増加している。ドイツ連邦政府も国家として対策を講じており、啓蒙活動にも本腰を入れることになった。
ガイドラインは23ページからなるが、使用される用語が一般市民が必ずしも知っているものではないことから、用語の定義にも6ページを割いている。
説明のセクションでは、電子メールクライアントの機能の説明や、電子メールの仕組みについての説明に始まり、セキュリティレベルの高いクライアント構造・サーバーの構築などを説明。日常のメール送信の際の手法についても概説されている。ただし、ガイドラインという性格もあって具体性には欠けるところがある。ガイドラインに示された設定をそのまま利用できるというものではないが、今後はこのガイドラインに基づいて、民間業者が国の基準として活用していくことになるものと思われる。
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(Gana Hiyoshi)
2009/12/24 16:00
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