アップルのApp Store、「セカイカメラ」などが非公開に
アップルが提供するiPhone/iPod touch向けコンテンツ配信サービス「App Store」で、一部のアプリが非公開となっている。
「App Store」は、iPhone/iPod touchで利用できるさまざまなアプリを配信するサービス。アップルの審査を経て公開され、有料アプリであれば売上の70%が制作側へ還元される。
AR(拡張現実)をコンセプトに掲げるアプリ「セカイカメラ(Sekai Camera)」を提供する頓智ドットでは、「App Storeの審査の都合でv2.1.1(セカイカメラの最新バージョン)がダウンロードできなくなっている」と案内。セカイカメラのほか、ヤフーの「Yahoo!地図」などに、無線LANを使って現在地を測定する技術「PlaceEngine」を提供するクウジットでは「App Store審査(無線LANデバイスへのアクセス方法)により、PlaceEngineを利用したiPhoneアプリが非公開となっており、詳細を確認中」と案内している。同社によれば、アップルから連絡があったとのことだが、最新状況はWebサイトで案内している通りとのことで、詳細の確認に加え、対応策を検討している最中と見られる。
無線LANを利用するアプリは、エプソン販売の「EPSON iPrint」など多くのアプリが現在も公開されているが、一部の無線LAN対応アプリは非公開になっているようだ。なお、アップル日本法人からはコメントを得られていない。
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(関口 聖)
2010/3/4 19:01
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