「Twitterを企業活動に導入」は24.5%、導入効果は半数が実感


企業活動へのTwitterの導入

 株式会社アップデイトのMMD研究所は、企業でのTwitter導入に関する動向調査の結果を公表した。調査は4月9日から4月14日まで、Web上でアンケートを実施し、673人から回答を得た。

 「あなたの会社では企業公式のTwitterを導入していますか」という質問に対しては、「導入している」が24.5%に達した。同時に行った調査では、企業の広報ブログの導入率は26.7%となっており、Twitterの可能性に寄せる企業の期待度が伺える結果となったとしている。

 Twitterを企業活動に導入していない理由としては、「必要と感じていない」「有効な活用法を見出せない」といった否定的な意見のほか、「コンプライアンスやセキュリティ上の問題」「リソースの不足(担当者やコスト)」「上司・上層部に理解がない」といった導入に際しての障壁に関する意見も挙がっている。

 Twitterを企業活動に導入していると答えた回答者を対象に、Twitter導入後の効果について尋ねた質問では、「非常に効果が出ている」が5.5%、「それなりに効果が出ている」が45.4%で、全体では50.9%が何らかの効果が出ていると回答。ただし、「よくわからない」は21.2%、「あまり効果が出ていない」は25.5%、「まったく効果が出ていない」は2.4%で、「非常に効果が出ている」も5.5%にとどまっていることから、各企業とも用途・手段を模索しながら施行削除している状況にあると推察している。

 Twitter導入後の反応は、「Twitter経由で顧客から問い合わせが来た」が35.2%、「Twitter経由で取引先とメッセージのやりとりをしている」が17.6%。一方、「自社の利益を損なうような悪口・ツイートをされた」という回答も8.5%に上っている。

Twitter導入後の効果Twitter導入後の出来事

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(三柳 英樹)

2010/4/19 14:19