マクロミルとヤフーバリューインサイト、経営統合に向け本格協議


 ヤフーは19日、ネットリサーチ事業を手がけるマクロミルとヤフーバリューインサイトが経営統合に向けた本格的な協議を開始することで基本合意に至ったと発表した。経営統合後の社名は株式会社マクロミルとなり、代表者はマクロミルの杉本哲哉氏が就任する予定。経営統合の日程は未定。

 マクロミルは2000年1月に創業、2004年1月に東証マザーズに上場し、2005年5月には東証一部へ市場変更した。一方、ヤフーは2005年10月にインフォプラントを子会社化、2007年2月にインタースコープを子会社化し、2007年7月に両子会社を合併するかたちでヤフーバリューインサイトを設立した。

 ヤフーは経営統合後の新会社について、従来以上に高品質のネットリサーチを効率的に大量提供できるほか、商品ラインアップの拡充で高度化するマーケティング課題をワンストップで解決できるとしている。また、マクロミルグループと協働することで、新時代のインターネットマーケティング事業創出などを模索・検討するという。

 日本マーケティング・リサーチ協会によれば、2008年度におけるネットリサーチ事業の市場規模は推定400億円。ヤフーは、景気後退で広告・製造業などを中心に調査需要の一時的な冷え込みが発生したことなどから、ネットリサーチ市場における売上成長率および事業収益率の維持・向上に対する施策を講じることが重要な課題だったとしている。

 経営統合後の新会社では、マクロミルのシステム構築力と営業力、ヤフーの調査パネル資産、ヤフーバリューインサイトのソリューション提案力を融合させることは、顧客資産の統合、経営管理の効率化、販売促進などの機能向上もあいまって、さらなる業容拡大につながるとしている。


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(増田 覚)

2010/4/20 06:00