世界銀行、200カ国・2000種以上の経済指標データを無料公開
data.worldbank.org |
世界銀行は22日、経済開発に関連した統計データを無料公開するためのサイト「data.worldbank.org」を開設したと発表した。世界銀行によって収集・編さんされたデータを、誰でも検索・ダウンロードして、利用することが許可されている。利用に関する制限はない。
鍵となる経済開発指標に関しては、英語、スペイン語、フランス語、アラビア語の4カ国語で公開されている。経済指標は、信頼できる情報源や提携している統計機関から入手されたものだ。これにより、200以上の経済圏に関連する、2000以上の時系列指標が50年以上分にわたって公開されることとなった。
これに加えて、世界銀行の人気統計である「World Development Indecators(WDI)2010」も公開された。この指標からは、1000近くのデータにアクセスできる。APIを通してアプリケーションを開発したり、視覚化することも可能だ。
今回の取り組みについて、世界銀行グループプレジデントであるRobert B.Zoellick氏は「世界銀行のデータと知識をすべての人が入手できるようにすることは重要なことだと私は信じている。統計は、開発途上国や発展途上国の人々に関するストーリーを教えてくれ、貧困の克服を助ける上で重要な役割を果たす。これらのデータには、今やすべてのユーザーがWebから簡単にアクセスでき、経済開発のために新しいアプリケーションを作るために利用できるのだ」とコメントしている。
関連情報
(青木 大我 taiga@scientist.com)
2010/4/22 13:19
-ページの先頭へ-