日経新聞電子版、4人に1人が「普及すると思う」~認知度は7割


 株式会社ORIMOは12日、「日本経済新聞 電子版(Web刊)」に関する調査結果を発表した。調査は4月11日から20日まで、ORIMOのアンケートモニターを対象にモバイル経由で実施し、1000人から回答を集計した。

 調査によれば、電子版を「内容まで知っている」と答えた人は25.0%、「名前は聞いたことがある」という人は45.7%となり、7割近くの人が認知していた。認知度を年代別で比較すると、50代は79.4%に上ったが、20代は61.1%だった。

 電子版を「見たことがある」人は23.3%。なお、日経新聞を「読んでいる」261人では、電子版を「見たことがある」人は36.4%だった。一方、非日経新聞読者の739人でも「見たことがある」は18.7%に上り、電子版のみの閲覧者が2割弱いたことがわかった。

 また、回答者に電子版のサービス概要を提示した上で、電子版への関心を聞いたところ、「関心がある」は42.4%、電子版が今後「普及すると思う」という人は24.8%だった。

 このほか、今後新聞社のWebサービスに期待することを自由回答で聞いたところ、最も多かったのは「低価格化/無料化」で33.2%。以下は「リアルタイム性/速報性」が13.2%、「読みやすさ/見やすさ」が7.9%、「手軽さ/アクセスしやすさ」が7.4%と続いた。

 「日本経済新聞 電子版」は3月23日に創刊。一部は無料で閲覧できるが、すべてのコンテンツや機能を利用するには有料会員への登録が必要。月額料金は日経新聞の定期購読者が月額1000円、電子版のみの購読者は月額4000円。


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(増田 覚)

2010/5/12 13:59