Skype、5人のグループビデオ通話に対応した最新ベータ版を公開


「Skype 5.0 Beta 1 for Windows」のグループビデオ通話(Skype公式ブログより画像転載)

 Skypeは13日、初めて5人までのグループビデオ通話に対応した「Skype 5.0 Beta 1 for Windows」を公開した。Windows Vista/XPに対応している。なお、Windows 7については対応が明示されておらず、Windows 2000はベータ版でサポートされていない。

 グループビデオ通話を利用するには、通話に参加する全ユーザーが同じ最新ベータ版を利用している必要がある。

 ただし、グループビデオ通話にはまだ多くの問題点があるため、比較的新しいPCとビデオカード、高速なインターネット回線を使用するなど、利用する際には注意が必要だ。

 例えば、特定のユーザーがグループビデオ通話に参加できなかったり、最新のウェブカムドライバーを必要とする場合がある。また、CPU使用率が増加し、それがビデオ品質に影響する場合があったり、1つのビデオ通話あたり6MBのメモリー消費量増加があるという。デュアルディスプレイを使用している場合、2つ目のディスプレイ使用時には、CPU使用率が増加する場合もある。さらに、古いグラフィックカード(例えばATI RAGE Pro、nVidia RIVA TNT2、nVidia Vantaなど)を使用している場合、ビデオのレンダリングが正常にできない場合がある。現在ではこれら多くの問題に対する解決策が提供されていないため、注意が必要だ。

 将来的にこうした問題は解決に向かい、2010年中にはグループビデオ通話を正式機能として公開したい考えだ。また、2010年後半には、Mac版も公開予定だとしている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/5/14 13:01