ニコ動視聴者の半数がネット選挙解禁に賛成、「炎上」「なりすまし」に懸念


 ニワンゴは、「ニコニコ動画(9)」の視聴者を対象に5月18日夜に実施したネット選挙解禁についてのアンケート調査の結果を発表した。回答数は6万5046件。

 インターネットを利用した選挙活動に対しての賛否については、「非常に賛成」(21.5%)と「やや賛成」(31.4%)を合わせて、賛成とする層が52.9%と半数を超え、「非常に反対」(8.7%)と「やや反対」(10.5%)の合計19.2%を大きく上回った。ただし、「どちらともいえない」が27.9%あった。

 立候補者が選挙活動に使えるようになったらいいと思うサービス(複数回答)としては、「ホームページ」(65.4%)や「ブログ」(53.3%)、「動画共有サービス」(41.2%)を選択した人が多かった。「ライブストリーミングサイト」は27.2%、「Twitter」」は25.5%だった。

 ネット選挙活動が解禁されることで心配されること(複数回答)としては、「誹謗中傷によるサイトの炎上」(64.3%)、「第三者によるなりすまし」(66.3%)、「第三者による偽情報の流布」(58.4%)などが多く挙がったほか、「ネットを利用しない層との情報格差」も51.9%あった。


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(永沢 茂)

2010/5/19 19:11