「PlayOnline.com」で情報漏えい、運営側でパスワード変更も


 株式会社スクウェア・エニックスは4日、オンラインゲームを提供するポータルサイト「PlayOnline.com(プレイオンライン)」において、一部のIDとパスワードが漏えいした可能性があると発表した。一部のユーザーに対しては、第三者によるIDの悪用を防ぐため、同社の判断でパスワードを変更する措置を取ったという。

 5月末ごろに、スクウェア・エニックスのコンピューターに外部から攻撃が行われたことが原因。漏えいした可能性があるのは、プレイオンラインIDとパスワード、その他の登録情報などで、クレジットカード情報などの信用情報は含まれていないという。その他の登録情報の詳細は調査中。

 漏えいした情報の件数やパスワード変更の対象となったユーザーの人数については、「すでに対象ユーザーは特定されていて、被害がこれ以上拡大することはない」(スクウェア・エニックス)という理由で明らかにしていない。なお、現在、自分が設定していたパスワードでログインできる場合は、情報漏えいの対象ではないとしている。

 プレイオンラインはPlayStation 2やXbox 360、Windows PC向けにサービスを提供しているが、いずれのプラットフォームでもパスワード変更の対象となったユーザーは存在するという。該当ユーザーには7日以降順次、新しいパスワードを郵送している。プレイオンラインIDとスクウェア・エニックスアカウントを関連付けているユーザーには、4日付でメールによる告知を行った。

 また、プレイオンラインIDとスクウェア・エニックスアカウントを関連付けているユーザーについては、今回漏えいした可能性のある情報によって、プレイオンラインIDが不正アクセスを受ける可能性はないとしている。

[追記 20:04]
 スクウェア・エニックスへの取材をもとに、記事を追記しました。


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(増田 覚)

2010/6/7 14:27