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メルカリ、取引トラブルに対して購入代金や販売利益を全額補償する「全額補償サポートプログラム」を開始

 株式会社メルカリは7月1日、フリマサービス「メルカリ」での取引でのトラブルに対し、購入代金や販売利益を全額補償する「全額補償サポートプログラム」を開始した。追加料金は必要なく、7月1日以降に開始した取引が対象となる。

 同プログラムは、トラブルが発生した際、メリカリ事務局が内容を確認し、条件を満たすと認めた場合に、出品者に対しては販売利益、購入者に対しては割引クーポン利用分を除く支払い代金を保証し、金額上限は設けられていない。

 全額保証サポートの適用は、5つの条件を全て満たす必要がある。

  • アプリで「かんたん本人確認」(eKYC)を実施している
  • 配送方法に「メルカリ便」を利用している
  • 配達完了日の翌日から14日以内に事務局へ問い合わせをしている
  • 「出品者ガイドライン」または「購入者ガイドライン」を守っている
  • 過去の取引を含め、「ルールとマナー」と「利用規約」を守っている

 「メルカリShops」で販売・購入された商品は対象外。また、クレジットカード「メルカード ゴールド」に付帯するショッピング保険で補償を受ける場合や、オプションサービス付帯の保証が適用される場合も対象外となる。

 取引において利用者間での解決が難しいトラブルがあることから、メルカリではサポート体制の強化と補償方針の大幅な見直し、不正利用者対策の強化を2024年11月より実施している。また、「不正利用者の徹底的な排除」と「お客さまの徹底的な救済」という新方針を2025年5月に発表しており、同プログラムは「お客さまの徹底的な救済」の最重要施策と位置付けられていた。