「Mashup Awards 6」募集開始、特別審査員に勝間和代氏と広瀬香美氏


 ウェブ上のサービスが提供するAPIを組み合わせる“マッシュアップ”によりアプリケーションを開発するコンテスト「Mashup Awards 6」が8日、募集を開始した。応募期間は11月8日まで。

 応募条件は、参加協力企業が提供するウェブAPIを少なくとも1つ利用すること。応募作品は1次審査を経て最終審査会にノミネート。12月4日(予定)の表彰式当日に、デモンストレーション発表により最優秀賞1作品と優秀賞4作品が選ばれる。そのほか、各テーマ別の賞が協力会社各社によって選ばれる。

 今回は、経済評論家の勝間和代氏と歌手の広瀬香美氏が特別審査員として参加し、それぞれのテーマで作品を選考する。また、応募作品の一覧をウェブサイトで公開し一般投票できるようにする。

Mashup Awards 6審査員一同。勝間和代氏や広瀬香美氏、サイボウズのボウズマンも登場した

協力APIが179、Androidやソーシャルゲームも

 Mashup Awardsは、2006年から開催され、今回で第6回となる。第1回の応募56作品に対し前回の第5回で346作品に成長。第1回で6社だったリーディングパートナーも今回は12社に増えた。8日に開かれた記者発表会で、運営事務局のリクルートメディアテクノロジーラボ局長の木村稔氏は「今回は応募総数400を目指す」と目標を示した。

 今回の特徴は「APIの充実」と「プラットフォームの充実」。協力企業56社から、179のAPIやデバイスが提供される。一方、単なるウェブAPIにとどまらず、モバゲーのソーシャルゲームや、Android端末、PayPal課金など、プラットフォームも多岐にわたる。

 「Mashup Awards 4までは地図APIが優勢だったが、前回のMashup Awards 5で地図以外のAPIにプラットフォームが広がった。どんどん多様なプラットフォームで開発者が作りたいアプリを開発していけると思う」と、リクルートメディアテクノロジーラボの川崎有亮氏は説明した。

 今回からの新しい試みとしては、日帰り開発合宿「Mashup Camp」を開催する。応募者が一堂に集まって、互いの得意な分野の情報を交換しながら、一緒に開発する形式だ。平日夜にアイデアを語り合う「アイデアソン」を、土曜日に実際に開発する「ハッカソン」を開く。「ランチ時間を惜しんで開発し続けたいという、開発者にしかわからないような要求に答える(笑)」(川崎氏)。

リクルートメディアテクノロジーラボ局長の木村稔氏リクルートメディアテクノロジーラボの川崎有亮氏
リーディングパートナー12社協力会社56社

前回の受賞者がエール

 記者発表会では、前回の審査員特別賞を受賞した「CastOven」と、優秀賞を受賞した「TRAVATAR」も登場した。CastOvenは、電子レンジの前面に液晶ディスプレイを設け、設定時間ぴったりの動画をYouTubeで探して待ち時間に再生する試み。開発者の1人である渡邊慶太氏は、「前回受賞して、世界中のガジェット系サイトで取り上げられ、Twitterでも反応を得られた」と、反響について語った。

マッシュアップ電子レンジ「CastOven」「世界中から反応があった」と語る独立行政法人科学技術振興機構の渡邊慶太氏

 TRAVATARは、iPhoneに入っているアバターがすれ違った人のiPhoneのアバターと交流して旅立つアプリ。開発者である株式会社ワンパクの山健太郎氏はMashup Award 4でも最優秀賞を受賞しており、「地方のエンジニアだった自分の交流範囲が一気に広がって、東京に出て仕事をするようになった。TRAVATARの受賞でも、アイデアや技術力を認められて開発依頼が増えた。Mashup Awardでスキルアップのチャンスとワクワク感を得てほしい」と応募者にエールを送った。

iPhoneに入っているアバターがすれ違った人のiPhoneのアバターと交流して旅立つ「TRAVATAR」株式会社ワンパクの山健太郎氏。「Mashup Awardでスキルアップのチャンスとワクワク感を」

勝間和代氏と広瀬香美氏が発表会に登場

 記者発表会には、特別審査員の勝間和代氏と広瀬香美氏も登場。それぞれ自分の選ぶ賞とそのコンセプトを説明した。

 勝間氏が選ぶのは「勝間和代の人生戦略賞」。勝間氏といえば自己啓発だが、「自己啓発は大事。だけど恥ずかしいという印象がある」と話し、「手帳のかわりにウェブで人生の目標を管理して行動につなげるためのツールがあればいい。また、自己啓発のためのコミュニケーションもウェブなら恥ずかしくなくできるはず」と期待を語った。

 広瀬氏が選ぶのは「Smile music Application賞」。「音楽業界は低迷期で、このままでは音楽人口が減ってしまうという不安を感じている。みなさんの力を借りて、音楽の明るい未来が見えるようなアプリケーションを作ってもらえるとうれしい」と語った。また、素材として、自身のUstream番組「Friday Kohmi」の主題歌「friday callme」を提供した。

勝間和代氏広瀬香美氏




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(高橋 正和)

2010/9/8 18:18