バイドゥ、無料のドキュメント共有サービス「Baiduライブラリ」ベータ版公開


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 バイドゥ株式会社は2日、無料のドキュメント共有サービス「Baiduライブラリ」のベータ版を提供開始した。ファイルをアップロード/ダウンロードするには、「Baiduパスポート」のアカウント(登録無料)が必要。

 対応するファイルは、Microsoft Officeドキュメント(.doc、.docx、.ppt、.pptx、.xls、.xlsxなど)、PDF、テキスト、RTFなど。アカウントごとの容量制限はないが、1ファイル10MBまで、一度にアップロードできるファイルは最大10件・100MBまでの制限がある。アップロードの際は、ドキュメントのタイトルや概要、カテゴリーを設定するほか、他のユーザーがそのドキュメントをダウンロードする際に必要となる「バイドゥポイント」を設定する。

 バイドゥポイントは、Baiduパスポートの新規登録時に10ポイント付与されるほか、自分が公開しているドキュメントがダウンロードされた際や、他のユーザーが公開したドキュメントに対してレビューを投稿することでポイントが付与される仕組み。バイドゥでは、公開したドキュメントがより多くダウンロードされるよう、ポイント不要でダウロードできるフリー設定を推奨している。

 公開されているドキュメントは、キーワード検索やカテゴリーからたどって探すことが可能。ドキュメントはFlashによるビューワーで閲覧でき、拡大・縮小やフルスクリーン表示が可能。また、ブログなどに埋め込みビューワーとして表示するためのソースコードも取得できる。

 ドキュメントをダウンロードしたい場合は、そのドキュメントに設定されているバイドゥポイントが必要となる。閲覧するだけなら、バイドゥポイントや、Baiduパスポートのアカウントも不要だ。

 アカウントごとの「マイライブラリ」ページも用意されており、自分がアップロード/ダウンロードしたドキュメントを確認したり、削除することができる。また、ドキュメントをお気に入り登録して保存することも可能。バイドゥポイントの明細も同ページより確認できる。

 なお、株式会社イデアルリンクが運営していたドキュメント共有サービス「Hotdocs」が今回、バイドゥに譲渡された。Baiduライブラリのサービスじたいはバイドゥが開発したものだが、公開されているドキュメントはHotdocsから移行されたものがすでに20万件以上ある。Hotdocsの既存ユーザーが引き続き利用するには、Hotdocsで登録していたメールアドレスとパスワードでログインし、Baiduパスポートを新たに取得する必要がある。


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(永沢 茂)

2010/11/2 15:18