「Google Chrome」の最新安定版リリース、脆弱性を修正
Googleは12日、ウェブブラウザー「Google Chrome」の最新安定版となるバージョン8.0.552.237を公開した。Windows版、Mac版、Linux版がある。
このバージョンでは、合計16件の脆弱性が修正された。危険度のレーティングが4段階中で最も高い“Critical”が1件あるほか、2番目の“High”が13件、3番目の“Medium”が2件となっている。
なお、Google Chromenのセキュリティバグの発見者には、その重要度に応じて賞金が贈られるが、今回、“Critical”の脆弱性に対して最高額である3133.7ドルが出た。Googleでは、Google Chromeのサンドボックス機能により深刻な脆弱性が発見されにくくなったことを受け、昨年7月、脆弱性1件あたりの賞金の最高額を3133.7ドルに引き上げていた。以来、初の最高額授与だという。
今回、この脆弱性の発見者であるSergey Glazunov氏はほかにも4件の脆弱性を発見しており、“High”の脆弱性1件に対して1337ドル、同じく“High”の脆弱性3件に対して各1000ドルが贈られている。
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(永沢 茂)
2011/1/13 15:27
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