「radiko.jp」に約30局が今春参加予定、パナソニック「ビエラ」にも対応


 株式会社radikoは3日、地上波ラジオのインターネット再配信サービス「radiko.jp」の今後の展開予定を発表。また、パナソニックのハイビジョンテレビ「ビエラ」シリーズの新製品にradiko.jpを聴ける機能が搭載されることを発表した。

 radiko.jpは、地上波ラジオ放送をインターネット経由でPCやスマートフォンから無料で聴けるサービス。2010年3月からの試験配信を経て、2010年12月に本配信を開始。現在、関東地区の1都6県と、関西地区の2府4県に向けてサービスを展開しており、週間のべ聴取回数は300万~400万回前後、PC向けの「radikoガジェット」は約130万ダウンロード、iPhone版およびAndroid版のアプリは約116万ダウンロードに達したという。

 radikoでは現在、関東地区7局と関西地区6局の再配信を行っているが、今春以降には関東・関西の周辺局と、名古屋、北海道、福岡へのエリアを拡大する予定となっている。radikoでは、約30局の放送局が新たに参加を予定しており、準備を進めていることを公表。さらに今後については、広島、仙台、静岡、そして全国へと順次拡大を検討していくことを明らかにした。

 また、パナソニックが3日に発表した「デジタルハイビションテレビ ビエラ」のVT3/DT3/GT3/ST3シリーズに、radiko.jpが聴ける機能が搭載されることを発表。ビエラの新シリーズの搭載されるテレビ向けのネットワークサービスプラットフォーム「テレビでネット」の1機能として、radiko.jpのサービスが追加される。


関連情報

(三柳 英樹)

2011/2/3 18:46