IE9正式版、リリース後24時間で235万ダウンロード


Internet Explorer 9(英語版)

 米Microsoftは、ウェブブラウザーの新バージョン「Internet Explorer 9(IE9)」正式版のダウンロード数が、米国時間14日にリリースされてからの24時間で235万件に上ったと発表した。毎秒27件以上ダウンロードされている計算になるという。また、IE9ベータ版リリース時の100万件の2倍以上のペースだとしている。

 対応OSは、Windows 7/Vista。今回、英語版など各国語版がリリースされたが、日本語版については東北地方太平洋沖地震の発生を受けて延期された。ネットワーク回線への負荷軽減や節電に配慮したかたち。日本マイクロソフト株式会社では、復旧状況を見ながら日本版のリリース日を決定するとしている。

 IE9では、HTML5やCSS3など標準規格への対応を強化したほか、GPUによるレンダリングや新しいJavaScriptエンジン「Chakra」の搭載により高速化を図った。

 また、セキュリティの新機能として、すべてのサイトでActiveXコントロールを無効化し、ユーザーが指定したサイトのみで有効化できる「ActiveXフィルター」機能を搭載。ユーザーインターフェイスは、ウェブページの表示領域を広くとったシンプルなデザインとなっている。


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(永沢 茂)

2011/3/17 15:03