セガ、欧州子会社に不正アクセスで129万人の顧客情報流出


 株式会社セガは19日、欧州子会社の英SEGA EUROPEが運営する顧客サービス「SEGAPASS」に外部からの不正アクセスがあり、同サービスに登録されているすべての顧客に相当する、のべ129万755人分の顧客情報が流出したことを明らかにした。

 流出したのは顧客の氏名、生年月日、メールアドレス、暗号化されたパスワード。なお、同サービスは新製品情報の告知を目的とするものであり、クレジットカード情報などの信用情報は保有していないとしている。

 SEGA EUROPEは不正アクセスの事実が判明後、すぐにサービスを停止。応急措置を実施して漏えいの拡大を防止したうえで、原因や経路などについて、全容解明に取り組んでいるという。顧客に対してはメールで謝罪をするとともに、注意を促している。

 今回の不正アクセスを受けてセガは、同社が運営するすべての顧客サービスにおいて情報流出の有無を検証した。その結果、現在のところ、SEGA EUROPE以外の不正アクセスによる顧客情報の流出は確認されていないとしている。


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(増田 覚)

2011/6/20 12:09