プラネックス、2.4GHz帯と5GHz帯を同時使用できるポケット無線LANルーター


MZK-MF300D

 プラネックスコミュニケーションズ株式会社は、IEEE 802.11a/b/g/n規格に対応した小型無線LANルーター「MZK-MF300D」を9月中旬に発売すると発表した。参考価格は6300円。

 本体サイズが76×29×66mm、重量約60gの小型筐体ながら、2.4GHz帯(11b/g/n)と5GHz帯(11a/n)を独立して同時に使用することが可能。プラネックスによれば、ポケットルーターとしては業界初だという。電源はUSBバスパワーに対応しているが、ACアダプターも付属する。

 11nでは、2.4GHz帯または5GHz帯のどちらかを選択して使用した際、最大スループットは300Mbps(理論値)。ただし、2.4GHz帯(11b/g/n)と5GHz帯(11a/n)を同時に使用した場合はそれぞれ最大150Mbpsとなる。セキュリティ面では、暗号化方式としてWPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(AES)、WEP(64/128bit)に対応。PCとゲーム機などでそれぞれ異なるセキュリティレベルを設定できるマルチSSIDにも対応している。

 動作モードは、ルーターモードとアクセスポイントモードを自動で切り替えるオートモードを搭載。このほか、無線コンバーターモードとしても使用できる。有線ポートは100BASE-TX/10BASE-T対応で、LANポートが1ポート、WANポートが1ポート。IPv6ブリッジ機能(IPv6パススルー)、PPPoEマルチセッション機能(同時接続2セッション)なども備える。

 プラネックスではこのほか、シンプルな機能に特化した無線LAN製品「シンプルシリーズ」でも、2.4GHz帯と5GHz帯の同時使用が可能なアクセスポイント「MZK-SA300D」(参考価格5775円)を9月中旬に発売する。同じくシンプルシリーズの新製品として、無線コンバーターの「MZK-SC300D」(同5775円)、無線アクセスポイントの電波範囲を拡張するための中継器「MZK-EX300D」(同6825円)も発売する。これら2製品では、2.4GHz帯または5GHz帯を選択して使用可能だ。3製品とも筐体デザインはMZK-MF300Dと同じで、USBバスパワーに対応している(ACアダプターも付属)。


MZK-SA300DMZK-SC300DMZK-EX300D




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(永沢 茂)

2011/8/22 18:23