Apple、iCloudとiOS 5に対応する「iTunes 10.5」を公開


 米Appleは11日(米国時間)、コンテンツ管理ソフトの最新バージョン「iTunes 10.5」を公開した。Mac OS X 10.5以降とWindows 7/Vista/XPに対応する。12日(米国時間)にリリースされる「iOS 5」を搭載したiPhone/iPad/iPod touchとの同期に対応するほか、iOS 5の新機能をサポートする。

 新機能としてはまず、iTunesで購入したコンテンツを「iCloud」に保存し、複数のiPhone/iPad/iPod touchやMac、Windows PCに自動的にダウンロードする機能「iTunes in the Cloud」をサポートする。また、過去に購入したコンテンツも無料で再度ダウンロードできるようになる。

 このほか、同一のWi-Fiネットワーク上にあるiPhone/iPad/iPod touchなどのiOS 5搭載デバイスを、PCとケーブルで接続せずに、iTunesとWi-Fi経由で同期できる「Wi-Fiシンク」にも対応する。

【追記 16:08】
 なお、12日現在、iTunes in the Cloudで自動的にダウンロードするコンテンツは、アプリとブックのみに限られており、音楽は対象外となっている。Appleのサイトにも、「iTunes in the Cloudの音楽機能は、現在一部の国ではご利用いただけません」と記載されている。


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(増田 覚)

2011/10/12 12:24