Apple、200以上の新機能を追加した「iOS 5」を公開


 Appleは12日(米国時間)、iPhone/iPod touch/iPad向けの最新OS「iOS 5」の提供を開始した。パソコンのiTunesを経由してインストールできる。ダウンロードは無料。対象端末はiPhone 4/3GS、iPad 2/iPad、iPod touch(第4世代/第3世代)。クラウドサービス「iCloud」をサポートしたほか、200以上の新機能を追加した。

 新機能としては、新着メールやテキストメッセージ、友だちリクエストなどの各種通知をまとめて表示する「通知センター」、iOS 5搭載端末同士でWi-Fiや3G回線経由でテキストメッセージや写真を送信できる「iMessage」、購入している雑誌や新聞のアプリをフォルダにまとめる「Newsstand」などがある。

 また、Twitterとの統合を図り、一度「設定」でサインインしておけば、Safari、写真、カメラ、YouTube、マップから直接Twitterに書き込めるようになった。このほか、ロック画面でもワンタップでカメラアプリが起動できたり、パソコンに接続せずにWi-Fi経由でiOSのソフトウェアアップデートを行える「PC Free」などの機能が追加された。

 なお、現時点でiOS 5へのアップデートする際、「不明なエラーが発生しました」といったメッセージが表示され、アップデートに失敗するユーザーも見られる。AppleのサポートコミュニティページやTwitterなどでも、アップデートの失敗を報告する声が寄せられている。


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(増田 覚)

2011/10/13 12:45