NTT西、公衆無線LANを月額210円に値下げ、フレッツ固定加入者を対象に


 西日本電信電話株式会社(NTT西日本)は、公衆無線LANサービス「フレッツ・スポット」の月額料金を2月1日より値下げすると発表した。フレッツ光などの固定回線の加入者であれば、月額210円で利用できる。従来は月額840円だった。あわせて、「Web認証方式」の導入により、スマートフォンなどの端末にも対応する。

 フレッツ・スポットの初期工事費2100円と月額料金12カ月分を無料にするキャンペーンも実施する。フレッツ固定回線に契約の上、フレッツ・スポットに1月23日から5月31日までに新規で申し込み、2月1日から8月31日までに開通したユーザーが対象。

 Web認証方式は、NTT西日本が発行する認証IDとパスワードによりフレッツ・スポットへの接続を認証するもの。従来の「端末認証方式」を利用するには、端末がPPPoEをサポートしている必要があったほか、端末のMACアドレスの事前登録が必要だったという。Web認証方式により、スマートフォンやタブレット端末など幅広い端末で利用可能だとしている。

 フレッツ・スポットの認証IDは最大で4件まで発行可能。月額料金は1つのIDにつき月額210円となる。

 Web認証方式は、NTTブロードバンドプラットフォーム株式会社のサービスとのローミングで対応するもの。NTT西日本の営業地域30府県で、当初は約1000個所のアクセスポイントで対応する。従来のフレッツ・スポットのエリアのほか、スターバックスの店舗も新たに追加。5万個所での展開を目指すとしている。

 なお、フレッツの固定回線を契約していないフレッツ・スポット単独のユーザーは、従来通り月額945円。Web認証方式も対象外で、従来の端末認証方式のみ。


関連情報

(永沢 茂)

2012/1/23 14:09