NTT東、東京で2月3日実施の「帰宅困難者対策訓練」に災害用伝言板などを提供


 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)は、2月3日に東京都が実施する帰宅困難者対策訓練に合わせて、「災害伝言ダイヤル(171)」および「災害用ブロードバンド伝言板(web171)」の運用や特殊公衆電話の設置、公衆無線LANサービス「フレッツ・スポット」の無料開放を実施すると発表した。

 東京都では、東日本大震災により都内でも多くの帰宅困難者が発生したことを踏まえ、対策の検証と都民への意識啓蒙を図ることを目的とした訓練を2月3日に実施する。東京駅周辺、新宿駅周辺、池袋駅周辺、臨海部などを会場として、民間事業者の参加も募り、一斉帰宅の抑制や、一時滞在施設の解説状況などの情報提供および誘導、安全確保後の帰宅支援などの訓練を行う。

 NTT東日本では災害などの発生時に、安否情報を確認できる手段として電話による「災害用伝言ダイヤル(171)」と、ウェブによる「災害用ブロードバンド伝言板(web171)」を運用しており、今回の東京都の訓練に合わせて両サービスの体験利用の環境を提供する。運用期間は2月2日午前0時~2月5日午後11時30分。

 また、訓練会場となる東京駅・新宿駅・池袋駅周辺では、公衆無線LANサービス「フレッツ・スポット」を無料開放するとともに、災害時などにNTT東日本が設置する「特設公衆電話」の体験利用環境を提供する。提供期間は2月3日午前10時~午後5時。


関連情報

(三柳 英樹)

2012/1/30 16:47