「LINE」がリアルグラフ反映型SNSに、友人の近況にスタンプで感情表現も
NHN Japan株式会社は3日、同社が運営する無料通話・無料メールアプリ「LINE」において、つながっている友達同士で近況を共有できる新機能「ホーム」「タイムライン」を近日公開すると発表した。
ホーム機能はテキストや写真、動画、位置情報などを使って自分の近況をアップデートできるマイページ。カバー写真を設定することにより、自分のパーソナリティを表現することも可能。
友人のホーム画面は、LINE内の「友だち」リストおよび「トーク」内のプロフィール写真をタップすると参照できる。友人の投稿内容に対して、LINEのスタンプを用いて「かわいい」「残念!」など自分の感情を表現したり、コメントする機能もある。
ホーム画面 |
タイムライン機能は、LINEでつながっている友人の近況がリアルタイムに閲覧できる。ホーム画面と同様、友人の投稿内容に対してスタンプを用いて感情を表現したり、コメントを残せる。
なお、ホームとタイムラインの投稿内容は、LINE上で相互に「友だち」になっているユーザーにのみ公開される。設定画面より、友達ごとに投稿内容の表示/非表示を選択することも可能。
あわせて近日公開を予定している新プラットフォームサービス「LINE Channel」では、友人がLINE Channel連携アプリ/サービスを利用した活動履歴なども、ホームとタイムライン上で通知・共有される。
タイムライン機能 |
LINEの基本機能はこれまで、通話とメールが中心だった。新たにソーシャルネットワーク性の高い機能を追加することで、ユーザー同士のコミュニケーションをさらに活性化する狙いがあるという。
既存のSNSとの違いについてNHN Japan執行役員/CSMOの舛田淳氏は、利用者がスマートフォン中心であることと、バーチャルではなく実社会のつながりを反映した「リアルグラフ」に基づいた利用者同士がつながっていることを挙げた。
「LINEが進化するにあたって気を付けているのはシンプルであること。そして、コアバリューは、友達とのコミュニケーション」と舛田氏。今後はこの2点を踏まえた上で、継続的な機能改善を行っていくという。
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(増田 覚)
2012/7/3 18:19
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