Windows 8の予約が開始、パッケージ版はアップグレードのみ
日本マイクロソフト株式会社は21日、新OS「Windows 8」(10月26日発売)について、価格および商品構成の発表を行った。「Windows 8 Proアップグレード版」パッケージ製品の参考価格は5800円(税別)。同日より、全国の家電量販店やオンラインショップで予約受付を開始した。同構成のダウンロード版は「Windows.com」にて3300円で販売する。
Windows 8のパッケージ外観は5種類ある。こちらは「Layers」 |
10月26日のWindows 8販売開始にあたっては、従来と比較して販売時の商品構成などが大きく変更されている。まず、現時点においては、パッケージ版はアップグレード製品のみとなっており、新規インストール用製品がラインナップされていない。
同様に、旧OSからWindows 8 Proへアップグレードするためのパッケージ製品/ダウンロード製品は今回発表されたが、旧OSからWindows 8(無印版)へアップグレードするための製品は用意されていない。
商品構成の変更などにについて、日本マイクロソフトの広報担当は「発表していない」との立場をとっており、今後何らかのかたちで段階的に情報を解禁していくか、あるいは顧客の反応などを見て対応を変えていくとみられる。
Windows 8の受注を開始したショップのウェブサイトなどでは、「パッケージ製品はアップグレード版のみ」「新規インストールOSでの提供はDSP版のみ」といった告知が行われている。これらの情報を総合すると、OS未インストールPCでWindows 8を使いたい場合は、自作PCパーツ販売店などで取り扱われるDSP版のWindows 8が必要になる。
DSP版は従来、CPUやハードディスクなど各種パーツへのバンドル販売でのみ提供されていたが、Windows 8ではその制限がなくなった模様。ただし、販売店やマイクロソフトからの無償サポートが一切ないという。
DSP版Windows 8の価格は取扱店によって異なるが、「Windows 8」が1万1000円~1万3000円前後、「Windows 8 Pro」が1万6000円~1万8000円前後のケースが比較的多い。なお「Windows 8」から「Windows 8 Pro」へのアップグレードするための「Windows 8 ProPack」という製品はパッケージ版でも販売されており、おおむね6000円前後。
このほか、Windows 8プリインストールPCの新製品についても、PCメーカー各社が10月12日に多数発表を行っている。
なお、日本マイクロソフトでは10月25日18時より、ベルサール秋葉原(東京)にてWindows 8発売前夜祭を開催する。詳細は、イベント開始1週間前から順次発表する。
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(森田 秀一)
2012/10/12 20:16
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