エイケア、スマホなどでのメルマガ利用状況調査の結果を発表


 メール配信システム/ASPサービスを提供するエイケア・システムズ株式会社は22日、「スマートフォンにおけるメールマガジン利用状況調査」の結果を発表した。

 調査は8月10日から14日まで、PCとモバイルの両方でメールマガジンに登録している18~69歳の男女を対象にインターネットアンケートで実施したもの。回答数は1100件。なお、スマートフォンの保有率は男性が59%、女性が50%だった。

 PCで1日に受信するメールマガジンの数は平均21.57件。ただし1~10通までがボリュームゾーンとなっており、合わせて63%を占める。一方、モバイルは平均5.98件だが、ボリュームゾーンは1~5通で77%を占める。

 PCのメールアドレスで登録しているメールマガジンを受信しているデバイス(複数回答)は、PCが98.5%、スマートフォンが15.3%、タブレットが2.8%など。最も多く受信しているデバイス(単一回答)でもPCが95%を占め、PCが主流となっている。

 一方、携帯電話のメールアドレスで登録しているメールマガジンを受信しているデバイス(複数回答)は、携帯電話(フィーチャーフォン)が58.2%、スマートフォンが42.3%、タブレットが1.6%など。最も多く受信しているデバイス(単一回答)は、携帯電話(フィーチャーフォン)が56.1%、スマートフォンが40.9%などで、当然ながらスマートフォンの保有率が増えるにともない、メールマガジンについてもスマートフォンでの利用が増えているようだ。

 スマートフォンで最も多くメールマガジンを受信しているメールアプリ(単一回答)は、デフォルトメールアプリが85.6%を占めた。そのほかは、フリーメール/アプリ経由が7.9%、フリーメール/ブラウザー経由が4.2%など。

 スマートフォンで受け取りたいメールマガジンをPCとスマートフォンで比較すると、傾向の差はあまりなかったが、「クーポン」はPCに比べてスマートフォンのほうが比較的多かった。エイケアでは、「飲食店や小売店舗など来店促進のためのクーポンをメールマガジンで発行している企業ほど、スマートフォン対応が急務」と指摘している。なお、今回の調査結果では、携帯電話(フィーチャーフォン)とスマートフォンとの比較については言及されていない。

 スマートフォンでメールマガジンを受信する際に不便に感じていることとして最も多く挙げられたのが「テキスト量が多いため、読みづらい」で4割を超えた。


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(永沢 茂)

2012/10/23 11:53