「Kindleストア」が日本でもオープン、日本語書籍5万冊以上をラインナップ
iOS/Android向けアプリも公開
Amazon.co.jpは25日、電子書籍ストア「Kindleストア」をオープンし、日本語電子書籍の販売を開始した。同日には日本語に対応したiPhone、iPad、Android向けの無料アプリも公開。購入した電子書籍をアプリで閲覧できるようになった。
Kindleストア |
Amazon.co.jpでは、24日に電子書籍リーダー「Kindle Paperwhite」と、タブレット端末「Kindle Fire HD」「Kindle Fire」の予約販売を開始。端末は11月19日以降に出荷開始予定となっているが、これに先立つ形でKindleストアをオープン。iOS/Android端末向けに電子書籍コンテンツの販売を開始した。
Kindleストアには、角川グループパブリッシング、幻冬舎、講談社、小学館、新潮社、文藝春秋などの出版社が電子書籍を提供。1万5000冊以上の漫画タイトルや、青空文庫など無料の日本語書籍1万冊以上を含む、計5万冊以上の日本語電子書籍を揃えている。ストア全体では、英語やその他言語を含む合計140万冊以上の品揃えとなっている。
Kindleストアのトップページには、「新刊ピックアップ」「ジャンル別ベストセラー」などのコーナーが配置され、Kindle端末の案内や、Kindleアプリの案内が行われている。このほか、ジャンル別の各コーナーや、紙の書籍に比べて割引率の高い「Kindle本セール」、Kindleストアで先行配信される「Amazon先行配信」などのコーナーも設けられている。
各電子書籍のページでは、「紙の本の価格」と「Kindle価格」を表示し、電子書籍で購入するとどれだけ安くなるのかを割引価格と割引率で示している。カスタマーレビューは紙の本と電子書籍で共通になっている。
なお、アマゾン ジャパンに確認したところ、既に米国のAmazon.comから電子書籍コンテンツを購入しているユーザーに対しては、Amazon.comとAmazon.co.jpのアカウントを結合して、ライブラリを統合する仕組みを用意するとしている。Amazon.comの方では既に、Amazon.co.jpのアカウントを結合するためのページが用意されている。
ただし、アカウント結合時には購入サイトを選択する必要があり、Amazon.co.jpを購入サイトとして選択すると、以降はAmazon.comではKindleコンテンツを購入できなくなる。Amazon.co.jpからもAmazon.comのKindleコンテンツを購入できるが、一部コンテンツについてはAmazon.co.jpでは販売されない。Amazon.co.jpでは、アカウントの結合に関するヘルプページを開設しており、結合を推奨または非推奨するユーザーについての案内を行なっている。
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(三柳 英樹)
2012/10/25 13:38
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