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Twitterで本音さらせる大学生、利用者の47.7%、Facebookとmixiは2割弱
(2012/12/17 06:00)
東京工芸大学は13日、「全国の大学生コミュニケーション調査」の結果を発表した。ネットエイジア株式会社のリサーチ会員から、全国の4年制大学に通う大学生を対象に10月25日から11月5日までモバイル調査で実施。1000人(1~4年生の男女、各125人)の回答を集計したもの。
「普段、よく会って会話する友人」との交流に利用するコミュニケーションツール(複数回答)で、突出して多かったのは「携帯メール」で83.1%だった。以下、「電話」の41.8%、「チャット」の38.2%、「SNS」の32.4%、「ミニブログ」の23.9%の順。
男女別で見ると、一対多の関係でもコミュニケーションをとれるツールで女性の利用割合が高かったという。「チャット」が男性で27.8%だったのに対して女性は48.6%、「SNS」が男性25.4%に対して女性39.4%、「ミニブログ」が男性14.0%に対して女性33.8%となっている。
利用しているソーシャルメディア(複数回答)は、「YouTube」が最も多く69.3%。以下は「Twitter」が60.2%、「mixi」が55.4%、「ニコニコ動画」が52.0%、「Facebook」が45.9%など。
実際に交流のある友人とつながっているソーシャルメディア(複数回答)としては、「mixi」の48.0%、「Twitter」の45.4%、「Facebook」の41.2%が多く、以下は「LINEのタイムライン機能」の19.1%、「Mobage」の10.5%、「GREE」の8.2%と続く。全体の80.9%が、いずれかのソーシャルメディア上で友人とつながっているという。
ソーシャルメディアを利用している974人において、ソーシャルメディアごとに本音と建前を使い分けることがあるとした人は79.3%に上った(「頻繁にある」34.9%と「たまにある」44.4%の合計)。
使い分けることがあるとした772人に対して、本音をさらせるソーシャルメディアをたずねた設問では「Twitter」が37.2%で多く、女性に限れば45.4%に上った。「mixi」は全体の14.0%、「Facebook」は11.4%とそれぞれ1割台で、以下、「ブログ」が9.7%、「LINEのタイムライン機能」が6.2%、「2ちゃんねる」が4.9%などと続く。
各ソーシャルメディアの利用者ごとに見ていくと、利用者同士の結び付きが比較的強いSNS系のメディアでは、友人とつながっている割合が「Facebook」で89.8%、「mixi」で86.6%と高い反面、本音をさらせる割合は「Facebook」で19.2%、「mixi」で19.5%と2割を切る。一方、利用者同士の結び付きが比較的弱いミニブログ/ブログ系のメディアでは、本音をさらせる割合が「Twitter」で47.7%、「ブログ」で32.6%と高くなる傾向があったとしている。
なお、「Twitter」は本音をさらせるとした割合が高い一方で、友人とつながっている割合も75.4%と比較的高い。
また、「LINEのタイムライン機能」は、友人とつながっている割合が79.6%、本音をさらせる割合が20.0%となっており、Facebookおよびmixiと非常に近い傾向を示している。
このほか調査では、携帯電話やソーシャルメディアなどネットワークでのコミュニケーションに限らず、大学で新しい友人ができたきっかけや「一人学食」への不安感など、リアルにおける大学生のコミュニケーション実態・意識についても報告している。