ニュース

富士フイルム、撮りためた写真から“主人公”判別しフォトブックにする機能

 富士フイルム株式会社は14日、フォトブック編集サービス「Year Album」をバージョンアップしたと発表した。撮りためた多数の画像から“主人公”を自動的に判別し、その人物を中心に抽出した写真・レイアウトのフォトブックを簡単に編集できるようになった。

 Year Albumは、Windows対応の専用ソフト上でフォトブックを編集し、オンラインで注文できるサービス。富士フイルムの直販サイトでの価格は、16ページ2980円~48ページ5850円。製本されたフォトブックは宅配のほか、コンビニエンスストアや写真店の店頭での受け取りも可能だ。また、写真データを店頭に持ち込んでアルバムを編集してもらえる契約写真店もある。

 Year Albumでは従来より、同社の画像解析ソフトを活用した「お薦め画像の自動選択(スマートセレクト機能)」や「メリハリのある最適なレイアウト(スマートレイアウト機能)」によって、対象期間、画像の保存先、アルバムのページ数を指定するだけで簡単に1冊のアルバムに編集できる機能を提供していた。

 今回のバージョンアップでは、顔認識技術による「主人公設定(スマートキャスティング機能)」を新たに搭載。対象期間に撮影された画像を解析し、最も多く移っている人物を主人公として判別する。

主人公の設定画面と製本されたフォトアルバムのイメージ

 最も多く写っている人物ではない人物を主人公として再設定したり、画像が自動選択される際の優先度を高くしたい人物を指定することも可能。例えば、兄弟・姉妹や部活動のメンバーなども各人物を主人公にしたフォトアルバムを簡単に作成できるとしている。

主人公の変更画面

(永沢 茂)