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「BIC SIM」がMNPに対応、通話用スマホのセット販売も店頭で実施

 株式会社ビックカメラは17日より、MVNO型のモバイル通話・通信サービス「BIC SIM」において、MNP(帯電話番号ポータビリティー)による契約乗り換え(転入)の受け付けを開始した。店頭では、初期導入用パッケージとスマートフォン本体のセット販売も1000台限定で18日より開始する。

 BIC SIMは、「みおふぉん」などを手がけるIIJと共同展開する通信サービス。データ通信用SIMカードに加え、音声通話対応SIMカードの提供をこのほど開始している。通話対応で最も安価な「ミニマムスタートプラン+音声通話機能」は月額1900円。通話料は30秒20円、SMS国内送信料は1通3円(価格はすべて税別)。通信エリアはNTTドコモのXi(LTE)およびFOMA(3G)に準じる。毎月1GBまで提供される通信容量クーポンを消費しきった後は、速度が200kbpsに制限される。

 また、音声通話機能を12カ月以内に解約する場合は、最大で1万2000円の手数料がかかる。

 サービス利用にあたっては、初期導入用パッケージを購入した客側が、ウェブサイト上で各種手続きを行う必要がある。今回のMNP手続きなども、原則として客側がすべてオンラインで行う。

 BIS SIM初期導入パッケージ(2980円)とスマートフォンのセット販売は、ビックカメラ全店およびグループ会社であるコジマの2店舗(梶ヶ谷店・NEW静岡店)で行う。セットは3種類あるが、いずれも店頭販売のみで、通販は実施しない。

 一例として、コヴィア製3Gスマートフォン「FleaPhone(CPF03A)」のセットは月額930円×24回払い(総額2万2320円、初期導入パッケージ代込み)。これにBIC SIMの料金を組み合わせた場合、月額2830円でスマートフォンを運用できるとしている。

(森田 秀一)