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さくらインターネット、「さくらの専用サーバ」をリニューアル

 さくらインターネット株式会社は、専用サーバーサービス「さくらの専用サーバ」のシリーズ改定と、初期費用の有無を選べる支払いプランの導入を6月26日に実施する。

 「さくらの専用サーバ」は、信頼性の高いメーカー製サーバーを申し込みから最速10分で提供する専用サーバーサービス。今回の改定では、「エクスプレスシリーズ」「エクスプレスG2シリーズ」をIntelの最新プロセッサーを搭載したサーバーに刷新。ストレージ用途に特化した「アドバンスドシリーズ」を新設し、4TBのHDDを含むストレージを最大14台搭載できるモデルをラインナップした。

 「エクスプレスシリーズ」は、現在提供中のNEC製サーバーモデルの後継機「Express 5800 E120e-M」を採用。CPUに「Xeon E5-2407 v2(2.40GHz、4コア)」、メモリ16GB、ストレージにSATA HDD 1TB×2を搭載するモデルの料金は、初期費用9万円(税別)、月額料金9000円(税別)。CPUは最大12コア、メモリは最大64GB、ストレージは最大4台まで搭載可能。内蔵ストレージはSATA、SAS、SSDを選択できる。

エクスプレスシリーズ

 「エクスプレスG2シリーズ」は、上位モデルで提供していた富士通製サーバー「PRIMAGY RX200 S7」を、後継機の「RX200 S8」に変更。CPUに「Xeon E-5 2650 v2(2.60GHz、8コア)」、メモリ16GB、ストレージにSATA HDD 1TB×2を搭載するモデルの料金は、初期費用20万円(税別)、月額料金2万5000円(税別)。CPUは最大16コア、メモリは最大192GB、ストレージは最大8台まで搭載可能。内蔵ストレージはSATA、SAS、SSDに加え、Fusion-io製の「ioDrive2 365GB」も選択できる。

エクスプレスG2シリーズ

 「アドバンスドシリーズ」は、Dell製サーバー「PowerEdge R720xd」を採用し、大容量構成へのニーズに応えるモデル。CPUに「Xeon E5-2630 v2×2(2.60GHz、12コア)」、メモリ16GB、ストレージにSAS 300GB×2を搭載するモデルの料金は、初期費用29万円(税別)、月額料金3万9000円(税別)。メモリは最大192GB、ストレージは最大14台まで搭載可能。内蔵ストレージはNL-SAS 4TB、SAS、SSDが選択可能。

アドバンスドシリーズ

 また、これまではサーバーシリーズによって初期費用の有無が決まっていたが、今回の改定により、全サーバーシリーズに初期費用のあり/なしを選べる支払いプランを導入。希望のサーバーモデルと支払いプランを自由に組み合わせて選択できるようになった。初期費用なしの場合、初年度は初期費用相当額を12分割した金額が月額料金に加算され、次年度以降は初期費用ありのプランと同じ料金となる。最低利用期間は、初期費用ありのプランで3カ月、初期費用なしのプランでは12カ月。

(三柳 英樹)