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Microsoft、iOS/Android/Windowsをスイッチで切替できるBluetoothキーボード

 米Microsoftは16日、Bluetoothキーボード「Universal Mobile Keyboard」を発売すると発表した。iPad/iPhone、Android/Windowsタブレット/スマートフォンを同時に3台までペアリングでき、ハードウェアスイッチで使用端末を切り替えられる。米国のMicrosoft Storeにて10月に発売予定で、推定小売価格は79.95ドル。

 「Universal」の名前にふさわしく、キーボードにはホームキーがあり、使用しているプラットフォームごとにそのホームスクリーンに戻れる。また、Microsoft製でありながら、Windowsキーがない。

 キーボードにはホルダー付きのカバーが付属しており、このカバーを開き、ホルダーにタブレットやスマートフォンを固定するだけで使用を開始できる。ホルダーは厚さ10ミリまでの端末に対応する。逆にカバーを閉じると自動的に電源も切れる。カバーの開閉にBluetooth接続や電源が連動している。

 対応OSはWindows 8以上、Windows RT、iOS 6以上、Android 4以上。Bluetooth HIDでキーボードをサポートしている端末で利用できる。1回の充電で6カ月間使用でき、電源切れでも10分間の充電で1日程度は使用できるという。

 キーボード本体のサイズは242×109mm(幅×奥行)。厚さは、カバーを閉じた状態で12mm。重さは365g。カラーはブラックとホワイトの2種類がある。

 また、ハードウェアスイッチによってペアリングしている端末を切り換えられるのも大きなメリットだ。同様のスイッチ付きモバイルキーボードはLogitech(日本ではロジクール)なども発表している。

 Microsoftは戦略的にクロスプラットフォームサポートを推進しているが、モバイルキーボードでWindowsキーをなくしてでも使用体験を向上させるなど、意気込みが表れた製品と言えそうだ。

(青木 大我 taiga@scientist.com)