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高橋徹氏の回想録「インターネット私史 その礎を築いた友たちへ」発刊

 株式会社インプレスR&Dは、高橋徹氏の回想録「インターネット私史 その礎を築いた友たちへ」を、電子書籍とオンデマンド印刷版書籍で同時発行する新出版方式「NextPublishing」で発刊した。価格は電子書籍版が1200円(税別)、印刷書籍版が1800円(税別)。

 アジアのインターネット普及に尽力してきた高橋徹氏が、インターネットとの出会いからこれまでの出来事を綴った回想録。

 高橋徹氏は1980年代からインターネットの研究を開始し、1993年に石田晴久氏(故人)らとインターネット協会を設立。1994年には日本で初めての本格的なネットワーク技術のカンファレンスとなったInteropの開催を担当した。その後、ISP企業の社長や、アジア太平洋インターネット協会の議長などを務め、2012年にはISOCの20周年に発表された「インターネットの殿堂」33人のうち、唯一の日本人として選ばれた。

 ヴィント・サーフ氏は書籍に対して、「私はずっと高橋徹さんのことを、とても尊敬してきました。彼は日本にインターネットを普及させた初期のリーダー役の一人として、この世界でずっと敬愛されてきた方です。インターネットの歴史の重要な時期に光を当てることになる、彼のこの回想録を読めることを楽しみにしています」という推薦文を寄せている。

(三柳 英樹)