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ドワンゴとKADOKAWA、IT技術書の新ブランド「アスキードワンゴ」立ち上げ

 株式会社ドワンゴと株式会社KADOKAWAは24日、KADOKAWAのブランドカンパニーであるアスキー・メディアワークスで「アスキー」ブランドのIT技術書を出版してきたハイエンド書籍編集部をドワンゴに引き継ぎ、KADOKAWAとの共同技術書出版レーベルとして「アスキードワンゴ(ASCII DWANGO)」という新たなブランドを立ち上げると発表した。

 ドワンゴとKADOKAWAの経営統合によるシナジー事業の一環として共同レーベルを立ち上げ、事業の拡大と強化を図る。具体的な施策としては、ラインナップの充実に向け、ドワンゴ所属のエンジニアによる技術書の執筆や、ドワンゴで開催される勉強会とのコラボレーションなども実施していくという。

 現時点での刊行予定としては、ドナルド・E・クヌース博士による「The Art of Computer Programming 日本語版」のうち現在品切れになっている巻の再販と、ドワンゴ所属のエンジニアによる「C++11/14」の文法と機能についての解説書を挙げている。いずれも2015年春刊行予定。

 アスキー・メディアワークスのハイエンド書籍編集部については、編集長を務めていた鈴木嘉平氏が10月に自身のブログで編集部の解散を明らかにしたが、その後ドワンゴが事業を存続する方向で検討していた。

(三柳 英樹)