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フリマアプリ「メルカリ」とヤマト運輸が連携、全国一律料金で配送可能に、「ネコポス」にも対応

 株式会社メルカリとヤマト運輸株式会社は、メルカリが提供するスマートフォン向けフリマアプリ「メルカリ」とヤマト運輸のシステム連携を実施。それにともなう新サービスを4月1日に開始する。

(左から)ヤマト運輸株式会社執行役員法人営業部長の小菅泰治氏、株式会社メルカリ取締役の小泉文明氏

 新サービスは、メルカリユーザーの配送に関する負担軽減を目的としたもの。配送時の手間を削減できるほか、配送費の一部をメルカリが負担することで全国一律の配送料金を実現する。料金などの詳細は、サービス開始時に発表する。

 新サービスでは、ヤマト運輸の「宅急便」「宅急便コンパクト」「ネコポス」に対応。ネコポスは、3月31日に廃止予定の「クロネコメール便」の後継サービスで、法人・個人事業者向けでしか利用できないサービスだが、メルカリユーザーであれば利用可能になる。

 利用の流れとしては、商品購入者が代金を入金すると、メルカリのアプリ上でQRコードが出品者に発行される。出品者は、ヤマト運輸直営店に配送商品を持ちこみ、発行されたQRコードを店頭端末(ネコピット)で読み取ると、配送先が印字された送り状が印刷される。出品者が送り状を手書きする必要はない。

 購入者に商品が届き、出品者と購入者が相互評価を行った後、代金から販売手数料と送料が差し引かれ、出品者に入金される。送料の決済がアプリ上で完結するのも新サービスの特徴だ。

 今後は、発送窓口を拡大し、コンビニエンスストアなどでの送り状発行・受付や、ヤマト運輸セールスドライバーによる集荷にも対応する予定。住所などの個人情報を開示せずに配送できる「匿名配送サービス」も提供予定だという。

サービス開始時の取引フロー

(山川 晶之)