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「今後も違法ダウンロードを継続する」人が減少、ダウンロードで利用するデバイスは急速にスマホに移行
(2016/3/4 20:08)
オリコン株式会社は4日、著作権法についての意識調査の結果を発表した。同社が毎年1回定期的に実施しているもので、10~40代の1000人を対象に1月29日~2月8日にインターネット調査で実施した。
「昨年1年間で違法ダウンロードを行ったことがある」と回答した人は全体の13.1%。前回調査より2.4ポイント上昇した。年代別では、10代が16.9%と昨年比1.8ポイント減だったのに対し、20代は16.0%で同3ポイント増、30代は11.2%で同4.4ポイント増、40代では8.4%で同2ポイント増と、多くの年代でダウンロード経験率が上昇した。
また、ダウンロード経験者が利用した機器は、PC使用率が55.7%と昨年より13.5ポイント減少した一方で、スマートフォン利用率が45.8%と同15ポイント増加し、PCでに肉薄してきている。
「今後、違法ダウンロードをしない」と回答した人は78.3%で、昨年より1.7ポイント上昇し、過去最高となった。また、「ダウンロードすると思う」「以前よりは減ると思う」を合わせた、ダウンロード意向がある人は6.7%と0.2ポイントの減少となった。
違法ダウンロードの経験者によるダウンロード意向については、「ダウンロードしないと思う」と回答した人が45.8%と前年比14ポイントの大幅増加。「ダウンロードすると思う」と回答した人は16.0%と1ポイント増加したものの、「以前より回数/作品は減ると思う」と答えた人は18.3%と6ポイント減少した結果、ダウンロード意向者の割合は34.3%となり、過去最も低くなった。