「.moe」から打って変わって今度は「.earth」、インターリンクが新たな新gTLD提供開始

　株式会社インターリンクがレジストリとして管理・運営する新gTLD「.earth」の登録受付がスタートする。まずは商標権者向けの登録受付を9月24日1時より開始。一般受付は11月20日1時からの予定。

　インターリンクではすでに新gTLDとして「.moe」「.osaka」を提供しており、.earthは、同社がレジストリとして管理・運営する3つ目の新gTLDとなる。.earthという文字列は、同社が2009年に実施した募集に寄せられた約1万1000件の中から一般投票などにより選ばれたもの。インターリンクがこれを新gTLDとして新設することを、ドメイン名などの管理を行う組織であるICANNに申請していた。インターリンクでは.earthについて「ネットユーザーが選んだ世界初の新ドメイン」だとしている。

　.earthの商標権者向け登録期間（サンライズ）は、9月24日1時から11月18日1時まで。期間中に同じドメイン名の申請が複数からあった場合は、先願制（早い者勝ち）で取得者が決まる。

　登録料金は、ドメイン名登録サービスを提供するレジストラによって異なるが、インターリンクが運営するドメイン名登録サービス「ゴンベエドメイン」での価格（以下、税込）は、サンライズ申請料が2万1600円＋年間登録料2700円の合計2万4300円。2年目以降の登録料は年間2700円。なお、サンライズでは、商標権の整合性を確認するために、ICANNが用意した商標権者保護プログラム「TMCH（Trademark Clearinghouse）」への同時登録（3万2400円）が必要になる。

　11月20日1時から開始予定の一般受付では、ゴンベエドメインにおける登録料は年間2700円。

　サンライズ開始に先駆け、「地球の歩き方公式HP」を運営する株式会社地球の歩き方T&Eが「arukikata.earth」を取得しており、世界初の「.earth」ユーザーになったとしている。