トピック
「実家のWi-Fiの管理が面倒!」を解決できるルーターとは? アプリで簡単設定&リモートで遠隔操作
セキュリティ機能は使用期限なし、「RT-AX59U」で実家のネットを改善しよう
- 提供:
- ASUS JAPAN株式会社
2023年12月8日 06:00
INTERNET Watchでは11月11日は「Wi-Fiルーター見直しの日」として、いろいろな記事で啓蒙してきた。なのできっと自宅のルーターはすでに確認していただけたかと思う。が、はてさて、実家のルーターはいかがだろう?
特に両親の世代だと、多少ネットが遅くても不満をこぼすこともないし、使えているものをわざわざ代える必要はない、と、壊れるまで使い続けようとするかもしれない。
しかし、Wi-Fi環境は長く放置すると様々なリスクを抱えていくのもまた事実。
「突然壊れてインターネットが使えなくなった!」
「アップデートをしてなくてセキュリティがヤバい!!」
「Wi-Fiの規格が古すぎて通信速度が遅い!!」
などといったことは容易に予測できるだろう。そこで本稿では、そんな放置されがちな実家にもオススメのWi-Fiルーターとして、「無期限で使えるセキュリティ」、「離れた場所からも管理できる機能」、さらに両親もなっとくの「シンプルなデザイン」を持った、ASUS「RT-AX59U」を紹介していきたい。
長く放置されたWi-Fiルーターに潜むリスク
実家のネット環境として、多くの方がWi-Fiルーターを導入していると思うが、購入から何年も経ったWi-Fiルーターにはいくつものリスクが潜んでいる。筆者の実体験を絡めつつ、順に見ていこう。
ある日突然壊れる!
当然だが、Wi-Fiルーターも故障することはある。言うまでもないことなのだが、ただ置いてあるだけの機械が、突然壊れるというイメージを持ちにくいのも事実だ。
筆者の場合、実家のWi-Fiルーターを設置して軽く10年は放置していたのだが、ある日「インターネットに繋がらなくなった」と連絡が来た。実家までは500kmほどの距離があるため、電話で指示して原因究明を進めた。
結果、Wi-Fiルーターの故障であることを突き止め、買い替え機種を選定して近所で購入させ、プロバイダの書類を出してもらって初期設定し、Wi-Fiのパスワード変更が必須とわかり各機器の設定をし直す、ということを、Wi-Fiを全く理解していない相手に全て電話で指示した。実家デジタル機器サポートボランティア経験の中でも、最悪の部類に入る作業だった。
いつ壊れるかは誰にもわからないし、壊れる時は何でも壊れるとはいえ、古いものを使い続けるほど故障率は上がる。適当なところで新調しておく方がいいだろう。
Wi-Fiルーターのセキュリティ問題
Wi-Fiルーターにはセキュリティの問題が見つかることがある。最近のモデルであれば、自動ファームウェアアップデート機能を搭載していることも多いが、そうでなければ手動でアップデートする必要がある。しかし自分でWi-Fiルーターのセットアップもできない人に頼むのはなかなか大変だ。
アップデート作業は速やかに行うべきだが、無理なものは無理なので、たまの帰省の際にやっておくのが次善の策。ただあまりにも古い製品になると、製品サポートが打ち切られ、セキュリティの問題が放置されている場合もある。
セキュリティに問題があると、自分が困るだけでなく、他者への攻撃の踏み台に使われ、知らないうちに犯罪の片棒を担いでしまう可能性もある。ある日突然警察がやってくる、なんていう事態は誰でも避けたいはずだ。
古い通信規格で性能を発揮できていない
PCやスマホを買い替えると、対応するWi-Fiの規格は新しくなって、通信速度も速くなる……ハズ。しかしWi-Fiルーターが古い規格のままだと、古い方に引っ張られるため、通信速度は上がらない。
筆者の場合、実家で長らく使っていたのはIEEE 802.11gの製品。現在日本で使われている最新規格のIEEE 802.11ax(Wi-Fi 6やWi-Fi 6E)から見ると3世代前の規格となり、最高速度は2桁違う。
それでもWi-Fi接続はできるし、ウェブブラウジングくらいなら遅いと感じるほどでもない。だからこそ両親からは不満の声も出なかったのだろうが、そう言っているうちに先述した2つのリスクが迫ってくる。どこかのタイミングで最新規格のWi-Fiルーターに交換して、Wi-Fiの速度もアップさせておきたい。
また先のセキュリティの話とも重なるが、Wi-Fi通信の暗号化に使われる技術も進化してきている。例えばIEEE 802.11gの頃はWEPという暗号化方式がよく使われていたが、現在では簡単に解析できてしまい、Wi-Fi通信が他人に筒抜けになり得る。セキュリティ的に大問題なので、なるべく新しい暗号化方式に変更しておきたい。
「RT-AX59U」で実家のWi-Fi問題が解決!
これらの問題に対応するため、年末年始などに実家に帰省した際にWi-Fiルーターを交換するのであれば、ASUSのRT-AX59Uが、遠隔からも管理ができる上に価格も手ごろでおすすめだ。
CPU | MediaTek MT7986A(クアッドコア、2GHz) |
メモリ | 512MB |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6 |
最大速度(2.4GHz帯) | 574Mbps |
最大速度(5GHz帯) | 3603Mbps |
Wi-Fiストリーム数 | 3×3(5GHz帯)、2×2(2.4GHz帯) |
WAN | 1000BASE-T×1 |
LAN | 1000BASE-T×3 |
USB | USB 3.0×1、USB 2.0×1 |
RT-AX59UはWi-Fi 6対応で、通信速度は最大3603Mbpsというミドルクラスの機種だ。本機はここまで見てきた問題への対応に加えて、設置の手間も少なくて済む。本機を選ぶメリットを説明していこう。
縦置き型の筐体
親世代だと、あまり派手で大きなルーターは好まれないことも多いだろう。特に今あるWi-Fiルーターが縦置き型なら、設置場所を変えないで済むよう、縦置き型を選びたいはずだ。
「RT-AX59U」はASUS製品の中では珍しい縦置き型で、外部アンテナのないコンパクトな筐体が特徴。日本メーカーのWi-Fiルーターから設置スペースをほぼ変えずに交換が可能だ。丸みのあるデザインもデジタル機器っぽい主張が薄く、インテリアに合わせやすい。
機器交換に合わせて、より電波が飛ばせる設置場所を再検討するのもいいだろう。本機は壁付けも可能で、設置場所の融通が利くのも利点だ。
スマホアプリで簡単設定
本機の初期設定は、専用のスマホアプリ「ASUS Router」で行える。アプリの案内に従って進めていくだけで設定が完了するため、Wi-Fiルーターの仕組みを理解している人なら数分で終わる。
実際にどんな手順になるのか、スクリーンショットで紹介しよう。筆者宅はONU内蔵ルーターがあり、WAN側のIPアドレスをDHCPで受ける形だ。これだと2重ルーターになってしまうが、初期設定後に動作モードをアクセスポイントモードに切り替えれば解消できる。
Wi-FiのSSIDとパスワードは、設定時に好みのものに変更しても構わないが、本体にあらかじめ設定されているものをそのまま使う形も選べる。
少し前までASUSの製品では、パスワードを自分で考えて設定する必要があったが、平易なパスワードを設定する方がリスクが高いという判断から、ランダムなパスワードが標準設定されるようになった。パスワード等は本体裏に貼られたステッカーや、同梱のセットアップカードに書かれている。親がパスワードを忘れるのはよくあることなので、このほうがありがたいと思う人は多いだろう
使用期限のないセキュリティ対策
本機にはトレンドマイクロのセキュリティ機能を採用した「AiProtection」が搭載されている。ウイルス対策や悪質サイトへの接続ブロックなど、インターネットでのトラブルを未然に防ぐ機能となっている。これがあればPCのウイルス対策が不要というわけではなく、あくまでリスクを下げる方法が1つ増えるというものだ。
筆者の実体験だが、実家の親がPCのアップデートを一切行わず、ウイルス対策ソフトもわざわざ外して使っていたことがあった。どちらも動作が重くなるから止めたそうだ。これは極端な例だと思うが、親がなにかやらかしてしまわないかと不安を感じている人は多いだろう。Wi-Fiルーターのセキュリティで、少しでも安全度を高めておくのは有意義なハズだ。
「AiProtection」はどの機能を利用するかも設定できる。実家に導入するなら基本的に標準設定で構わないと思うが、利用状況に応じて部分的に制限を緩めることも可能だ。
さらに特定のデバイスに対して時間帯や内容に応じて通信を制限する、ペアレンタルコントロール機能も用意されている。親だけでなく兄夫婦もITリテラシーが低くて面倒見なきゃいけない、なんていう場合にも役立つハズだ。
これらの機能を利用するのに追加費用はかからず、また使用期限もない。実家に設置するだけで、永続的にセキュリティレベルを上げられるわけだ。
定期的に自動リブートで安定性も向上
Wi-Fiルーターもその中にはCPUやメモリを搭載し、ソフトウェアが動作する小さなコンピューターだ。そのため長時間の連続動作で不安定になることもあり得る。何か不調を来した時にはとりあえず再起動、というのはPCもWi-Fiルーターも同じだ。
ただ遠方の実家に置かれたWi-Fiルーターを再起動するのは手間がかかる。電源をオン・オフするだけなら誰でもできると思って実家の誰かに頼むと、電源ボタンを触ったりコンセントを抜き差しするなどする際に、余計なところを触ったり抜いたりして元に戻らなくなる、なっていうこともある。
その点、本機にはリブートスケジューラーという機能が用意されている。これは設定した曜日や時間に自動で再起動をかけるというもの。
設定はアプリから簡単にできるので、使用する可能性が低い深夜帯などを選んでおけば、人知れず再起動してくれる。動作に問題が出る前に、転ばぬ先の杖として有効に働いてくれるだろう。
いざとなったらリモート接続
ここまでやればインターネットの利用で起こりうる各種トラブルの大半は対応できると思われる。これで実家のインターネットもひと安心……と言いたいが、思わぬところで問題が発生するのもまた日常である。
そんな時に役立つのがリモート接続機能だ。Wi-Fiルーターの設定は、同じLANに接続したPCやスマホから行うのが一般的だが、本機能を使えば、暗号化通信を用いて、WAN側、すなわちインターネット経由で遠隔地から本機の設定を触れるようになるのだ。
Wi-Fiルーターに不具合があった場合、まず確認したいのはファームウェアのバージョンだろう。本機の場合、ファームウェアの自動アップデート機能はあるが、タイミングなどの問題でまだアップデートされていなければ、まずはそこから着手したいところ。だが、そんなことを遠隔地から操作できてしまうのだ。
今回レビュー用にお借りした「RT-AX59U」にも、ちょうど新しいファームウェアが提供されていたので、あえてモバイルネットワーク接続を使って外部から本機のファームウェアアップデートを試してみた。アプリで最新ファームウェアがあるかをチェックし、あれば適用するだけの簡単な手順だ。作業手順としては、Wi-Fi経由で行うのと何ら変わりない。
アプリでアップデートを指示すると、本機の前面にあるLEDの色が変わり、作業が始まったのが確認できた。しばらくするとLEDが通常稼働の白色に変わり、アプリ側の表示でもアップデートが完了。
再び本機の設定に戻ろうとすると、接続に失敗したという表示が。一瞬焦ったが、いったんアプリを終了し、少し待ってから再び確認すると、問題なく再接続でき、ファームウェアも最新のものに無事更新されているのが確認できた。
筆者が過去にASUS製Wi-Fiルーターのファームウェアアップデートを実施した際には、本体設定は保持されていた。今回のようにリモート接続でファームウェアアップデートをかけても、設定が初期化されてリモート接続ができなくなるという心配はまずない。ただ今後も絶対にないとは言い切れないので、アップデート前に内容の確認はしておきたい。
ほかにも各種設定の変更が可能で、再起動もかけられる。ハード的なトラブルでなければ、大抵の問題は解決できるだろう。
多機能ながらコスパも優れ、実家のルーターにもオススメ
本機は、IPv6 IPoE接続サービス「v6プラス」と「OCNバーチャルコネクト」にも対応している。さらに同社独自のメッシュWi-Fi構築を構築できる「Extendable Router」でもあるので、たとえば実家が広くて1台でカバーできない場合にも、買い増ししてメッシュを構築することができるし、将来的にまた新モデルに買い換えた時に、同じくExtendable Routerに対応した製品を買えば、本機を子機として活用することもできる。高性能でありつつ、かゆいところに手が届くきめ細やかな機能があり、それでいて手の届きやすい価格設定が魅力のモデルと言えるだろう。
年末年始は帰省のタイミングだけでなく、大掃除にあわせて自宅のWi-Fiルーターの更新を考えるのにも最適だ。その際には手間がかからず安全性も高く、デザインも日本向けの「RT-AX59U」はベストチョイスになるはずだ。